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2015年07月06日

世界遺産に登録された群馬県の富岡製糸場に関わって,
信教出版の本,現代口語訳・信濃古典読み物叢書②『富岡日記』を
こちらのブログで紹介したのが昨年6月のことでした。
あれから約1年,今度ご紹介するのは,『英訳・富岡日記(Tomioka Diary)』です。
目下編集中で,まもなく発行の予定です。
 
富岡製糸場へは私も昨年行ってきました。
大変混雑していて,外国人の方も何人も見かけ,
世界中から注目されているんだなと感じました。
富岡に限らず,日本を訪れる外国人が増えているそうで,
長野市内でも外国人の姿を以前より大勢,目にするようになりました。
しかし,まだ様々な場所で外国人向けの案内や情報が不足しているとも聞きます。
 
富岡製糸場については,信教出版から口語訳の『富岡日記』が発行されています。
今回,初めての試みで,それをベースにした英訳版を制作することになりました。
富岡製糸場に興味をもった外国人の方に読んでいただくことで,
より深く富岡製糸場を知ってもらえるのではないか,
さらによい情報を提供できるのではないか,
そんな思いで仕事を進めています。
 
また,『英訳・富岡日記(Tomioka Diary)』は,
英語の本を読みたいと思っている日本人の方にもぜひ読んでいただきたいと思います。
訳者によると,英語の難易度は高校生程度ということですので,
中学生,高校生のみなさんも気軽に手に取り読み進めていけるのではないかと思います。
原本は,現代口語訳・信濃古典読み物叢書②『富岡日記』ですので,
そちらと合わせて読むこともおすすめです。
 
『英訳・富岡日記(Tomioka Diary)』,まもなく発行です。ご期待ください!


(14:52)

2015年05月18日

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信州は,春の訪れは遅いのですが,その後の季節の移り変わりがとてもはやいです。
ようやく春が来たかと思うやいなや,あっという間に通り過ぎ,
気がつくともう夏になっている,毎年そんなふうに感じます。

今月の上旬,阿智村のハナモモと,岡谷市・鶴峯公園のツツジを見に行ってきました。
双方とも,地元の方々の丁寧な手入れや世話のおかげで,
短い春の間に多くの人の目を楽しませていました。
テレビのニュースや新聞でも取り上げられていましたが,
本物を見ると,ハナモモもツツジも非常に色鮮やかで,見ごたえがありました。

県内各地の名所や名物は,知っているようで知らないものが多いですし,
知っていても実際に見たことのあるものは意外に少ないなと思いました。
また,今回は県外の友達が長野へ来ていたので一緒に見に行ったのですが,
山の名前や花の名前を聞かれても,
恥ずかしながら,答えられないものやあいまいなものがほとんどでした。
大人として,長野県に住む者として,
もっと地元のことをしっかり勉強したいと改めて思った次第です。

(18:32)

2015年03月23日

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東京ではソメイヨシノの開花が宣言されましたが,
長野市では,信教出版向かいの長野市立図書館の魯桃桜が満開です。
今月半ばに暖かい日が続いたためか,去年より9日も早く開花したそうです。
以前にもこのブログに魯桃桜の写真を載せたことを思い出し,さかのぼってみたところ,
2年前の4月1日のことでした。その時と比べても,今年はだいぶ早く咲きました。

今日は,昨日までの暖かさから一転,午前中は強い風の中で雪が舞っていました。
しかし,長野市に春を告げる花と言われているだけあって,
このような寒の戻りには慣れているのかもしれません。元気に咲いているように見えました。

さて,あと1週間ほどで4月になります。新年度,新学期が始まります。
信教出版では現在,27年度用教材のご紹介や,
28年度以降の改訂に向けてのご意見を伺うため,県内各地の小中学校へおじゃましております。
お話を聞かせてくださった先生方におかれましては,
お忙しい時期にご対応くださいまして誠にありがとうございました。
これからも,教材を使っていただいている学校現場の声を大切にしながら
長野県の子どもたち・先生方の役に立つ教材をつくっていきたいと思いますので,
来たる27年度もなにとぞよろしくお願いいたします。

(18:40)

2015年01月30日

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「ふるさとの大地」第18号が発刊となりました。
今回のテーマは,「生活科・総合的な学習と学力を考える」。
学校の先生ならずとも,興味深く読んでいただける内容ではないかと思います。
巻頭特集は,現在は社会人として活躍されている5人の方へのインタビューや
「ふるさとの大地」編集委員の先生方による考察の座談会,
そして長野県教育委員会教学指導課長の武田育夫先生による学習会など,
たいへん読み応えがあり,盛りだくさんの内容となっています。

また,表紙の写真にも注目していただきたいと思います。
どんなに細くゆるやかでも,流れがある川。その中に,しっかりと立つ子。
その子が大きく伸びて前を,上を向いている。
そんな子どもたちを育てていきたい。
編集委員会の先生方のこのような思いが,本号の表紙に込められているそうです。
さらに,裏表紙の写真にも注目です。
この川で捕まえたカニを持ち帰るための入れ物を持っていなかった子がとった行動とは…。

気になる方は,ぜひお手に取ってお確かめください(笑)
定価は変わらず税込500円,ワンコインでお求めいただけます。
詳しくは,信教出版ホームページ「書籍」のページをご覧ください!

(16:22)

2014年12月01日

11月22日,長野県北部で震度6弱の大きな地震がありました。
みなさんのお住まいの地域は,大丈夫でしたでしょうか。

信教出版では,部屋の中では積んであった本や書類が落ちて散乱し,
倉庫では在庫の本が棚やパレットから落ちたりくずれたりしました。
ほかに,食器類や時計が落ちて割れました。
およそこの程度でしたが,
テレビや新聞を見ると,震源に近い白馬村や小川村の被害はかなり甚大です。
本格的に雪が降る前に,少しでも復旧が進むことを祈るばかりです。

地震が起きたとき,わたしは中野市の某焼肉店にいたのですが,
突然のできごとに驚くばかりで,テーブルの下に入ることもできませんでした。
仮にもう少し大きい揺れだったら,と後から考えたときに,
自分が何もできなかったことに加えて,
焼肉店なので各テーブルに炭火がセットされていたことを思い出し,
背筋が寒くなる思いがしました。
災害に遭ったときの身の処し方を日頃から考えておくことや,
有事の際にも落ち着いて考え,行動できる冷静な判断力を養わねばと痛感しました。

今年の長野県は,南木曽の土石流,御嶽山の噴火,そして今回の地震と,
大きな自然災害が続きました。
まだ12月に入ったばかりですが,
来年こそは平穏無事な一年になりますようにと,心から思います。

(09:45)