2017年06月05日

以前ブログで自分のことを飽きっぽい性格だと書いたことがありますが,そんな私が飽きずに続けていることがあります。それは家計簿アプリ。毎日の出費を記録するだけの簡単なものなので,かれこれ2年間ほど続けられています。しかし,ある時ふと思いました。これって何のためにやっているの? と。今月何に出費したのか振り返って,無駄遣いを減らし,計画的にお金をやりくりするよう管理する。これが本来の目的だったはずなのに,毎日入力すること,が目的へとずれてしまっていたのです。続けられていることがあることはうれしいと思っていましたが,ちゃんとそこに意味をもたせないと,と反省しました。

話は変わりますが,弊社には4月に新入社員が入社しました。彼女に物事を教える際にも,自問自答するようにしています。これって何のためにやっているの? と。例えばかかってきた電話を折り返す時。あまり長い時間待たせると相手に自分が怒られそうだから折り返しにするのか,せっかく電話をくださったのにお待たせするのは申し訳ないから改めてかける,のか。同じ行動でも,その意味を考えると全く別物に感じます。ついつい相手より自分を軸に物事を考えがちになってしまっていたことに気づかされました。また仕事に慣れてくると,深く意味を考えずに淡々と仕事をこなしがちですが,自分の仕事の先には色々な仕事や人が存在して,全てはつながっているのだ,ということを改めて考えたりもしました。
新入社員の採用の目的は,人手を補うことだったり,世代交代だったりすることが多いかと思います。会社としては,一刻も早く仕事を覚えて活躍してほしいと思うことでしょう。その目的からは少しそれるかもしれませんが,私にとっては自分の成長へとつながるきっかけです。教えることで,もう一度仕事の意味や働き方の姿勢を見つめ直す機会をもらえるからです。家計簿アプリの件とは違って,時には目的からずれてもよいこともあるなと思いました。

(17:30)