2017年04月03日

上々の天気で新年度がスタートしました。
道の向かいの長野市立図書館の魯桃桜(ロトウザクラ)も満開です。

始まったばかりの新年度ですが,信教出版にとっては,大変多忙な年になると予想しています。
平成28年度中に告示されると予告されていた新しい学習指導要領が,
まさに最終日の3月31日に告示されました。
その前の週の金曜日には,平成30年度から使用される道徳教科書の検定結果が公表されました。
新しい学習指導要領は,平成32年度から使用される教科書,学習書の内容を示しており,
信教出版では今後,それに沿った教科書,学習書を制作していくことになります。
道徳の教科書については,信教出版では発行しておりませんが,
長年,信州の先生方が実践を繰り返し育ててきた,信濃教育会編集の「道徳資料集」を発行しています。

 小学校道徳使用集「わたしたちの道」 中学校道徳資料集「わたしの築くみちしるべ」

それぞれ平成2年に初版を発行し,最新版は改訂第6版になります。
文部科学省では,教科書の発行後も教科書だけでなく,
地域に根差した郷土資料など,多様な資料を活用することを謳っています。
それは,一律の教科書では,道徳は学べないということと同義だと思っています。
身の回りの出来事,人とのかかわり。そして同じ体験でも,感じ方,考え方は様々です。
道徳教科書はこれから見本本が配送され,夏の終わりには採択が決まります。
そんな状況の中で,
今まで育ててきた信教の道徳資料集を変わらずにお使いいただくにはどうしたらよいか,
それも今年度の大きな課題です。


さて,そのような中で信教出版は,新しい仲間を一人迎えました。
本日,初出勤。紺のスーツでちょっと緊張気味です。
大変な1年になると思いますが,ともに頑張ってまいります。

(22:00)