2015年08月21日

自宅の庭があまりに殺風景なので,毎年1~2本,
安い植木を買ってきては庭に植えています。
いずれも水をやったり根元の草をとったりして,
それなりに世話をしているつもりではあったのですが,
葉の数を減らしてどうも元気がなくなってしまった木が1本ありました。
見ると,ミノムシがいくつかその木にくっついていました。

家人がときどきその木からミノムシを駆除していましたが,
私はどうせミノムシなんてさなぎみたいなものだろうから,
放っておけばいいのにと考えていました。
しかし,あるときその木についているミノムシを見ていたら,
枝にぶら下がったままゆっくり移動しているではありませんか。
さなぎだと思っていた私は,動くミノムシを見てびっくり。

家人にその話をしたところ,家人は前からそんなことは知っていて,
ミノムシが木の上を動き回っては葉っぱを食べてしまうので,
以前から駆除していたとのことでした。
それ以来,私もミノムシに気をつけるようになったのですが,
ある日,木のてっぺんから根本までていねいにさがしたところ,
なんと10数匹ものミノムシを見つけ,駆除しました。
その後もミノムシパトロールを続けた結果,その木にミノムシを見ることもなくなり,
木も順調に葉の数を増やして元気を取り戻してきました。

この話を知り合いにしたところ,知り合いはミノムシが動くことなど
前から知っていて,それどころか,ミノムシのいわゆるミノをはがして
毛糸のくずの中に入れておくと,それでカラフルなミノをこしらえるので
子どものころはミノムシを使ってそんな遊びをしたことがあるという話を
してくれました。
ミノムシをただの地味な昆虫だと思っていた私は,
そんな遊びがあったことにまたまたびっくりしたのでした。

今週,夏休みが終わり,宿題の工作などの荷物をたくさん持って登校する
小学生を数多く見かけました。その中には,台紙に貼り付けた自由研究と
おぼしきものを持っている子もちらほらいましたが,
今もし私が小学生だったら,間違いなくミノムシを自由研究の対象にしただろうな,
と思った夏の日でした。


TY

(13:35)