2014年02月20日

私が編集した『ひろがる読書』が,2週間ほど前に印刷所より届きました。
この本には,小学1年生から中学3年生までの長野県読書感想文コンクール金賞受賞作品と,読書感想画コンクール入選作品が掲載されています。

初めての書籍の編集で,先輩にいろいろとご指導をいただきながら編集を進めていきました。ですから,正確に言うと「私が編集した」とは言えないのですが,自分が積極的に編集に携わった本が印刷所から届けば,やっぱりワクワクします。

自分たちが作りあげたものがカタチとして残るというのは,とてもうれしいことです。
できあがった本を手に取ったとき,編集の苦労も,児童・生徒の作品に込められた思いも,すべてがこの一冊に凝縮されているんだと思うと,たった1冊でもズッシリと重く感じられました。
書籍の編集は,責任も大きいですが,その分やりがいも大きい仕事だな,と感じました。


『ひろがる読書』に掲載された感想文は,金賞受賞作品というだけあって,どれも素晴らしいものです。

子どもならではの鋭い感性をもって書かれたもの。自分の経験と重ね合わせながら,豊かな想像力を発揮させて書かれたもの。読書の感想にとどまらず,それをきっかけにして将来に向けての強い決意が書かれたもの。

こういった感想文を読んでいると,ついつい自分もその本を読んでみたくなります。

ぜひ,県内の小中学生のみなさんには,読書体験をひろげるきっかけとして,『ひろがる読書』を読んでいただけたらな,と思います。
残念ながら一般向け販売は行っておりませんが,長野県内の小中学校の図書館や,県立長野図書館でご覧いただけます。
感想文がきっかけとなって,自分にとって最高の本に出会えるかもしれません。

(17:24)