2008年05月16日

 先日,家の夕食を見ると鰹のたたきがありました。母親に「今日は鰹か…」とボソッと言うと,「あんたは,“目に青葉 山ほととぎす 初鰹”って知らないの?」と言われました。「あ…」と思わず言ってしまいました。そう,江戸時代に山口素堂に詠まれた有名な句なのですが,この時期獲れる鰹は,「初鰹」と呼ばれており,初夏を代表とする有名な魚だったのです。(鰹は,南の温かい海で生まれ,2歳になった1月にフィリピン沖から黒潮に乗って,2月から3月に九州を北上します。そして,駿河湾で鰯を食べて丸々と太り,静岡県や千葉県で水揚げされるものがいわゆる初鰹と呼ばれているみたいです)「常識だぞ。もっと勉強しろ」といわんばかりにふんぞり返った母親を眺めながら,情けなさを感じつつ,日頃の勉強不足を痛感した瞬間でした。
 さて,仕事のほうは,文部科学省から新指導要領が説明されたり,新課程に移るまでの移行措置についての概要が発表されたりといよいよ本格的に動いてきました。それで,教材の改訂や移行に向けて仕事のスケジュールを考えているのですが,「計画通りに進むのか」や小・中の移行・改訂期間である4年間という長い仕事を「乗り越えることができるのか」という不安がでてきました。しかし,不安がある反面,自分をさらに成長させるための「チャンス」が来たという期待があります。また,今後の自分のあり方を考える大切な時期であるという認識もあります。
 実際の仕事はまだこれからなのですが,つまずくことがないようにまずは計画等の「仕込み」をじっくりと行いたいと思います。また,自分が担当する教材がより使いやすく,良いものになるように内容面での検討もしていきたいと思います。

(追記)
 最初のほうで自分の家族について触れましたが,5月11日は「母の日」でした。私は,忘れていたわけではないのですが,今月は車検やらで大量に出費をしてしまい,まだ何もしていません。いつも釣りばかりして遊びほうけている息子を支えてくれる母親に,たまには親孝行してあげなくちゃいけませんね…さて,何をしてあげようか。

(18:49)