2008年05月02日

本年1月17日に中教審の答申が出され,
3月28日に新学習指導要領の告示となった。
また,4月初旬には,文部科学省においてその説明会が開かれた。

昭和52年度の学習指導要領改訂以降,
内容を減らす方向で改訂されてきたが,
今回の改訂では,「生きる力」の育成の理念は変わらないながらも,
内容を増やす改訂であったため,
事実上の方向転換とも受け取れる内容である。

先日始まった今年度の編集委員会でも,
新しい学習指導要領はどのような内容なのか,
子どもたちにどんな力がつくことを期待しているのか,
そのような力をつけるためには,
新しい教科書をどんなスタイルにしていけばよいのか,
などについて,活発に議論された。

内容はもちろんだが,
デザインも一新して,
今までになく新しいものを目指しているので,
ぜひ期待していただきたいと思う。

いよいよこれから,
教科書に始まる新しい「改訂の波」がやってくるわけだが,
最後まで生き残っていられるように,
気を引き締めていきたい。

(N)

(19:02)