2010年07月

2010年07月23日

暑中お見舞い申し上げます
梅雨が明けたとたんの猛暑ですが,皆様いかがお過ごしでしょうか。


同室のみんなには誠に申し訳ないのだが,わたしは冷房に弱い。
だからこの季節はいつも憂鬱で,一人で勝手に1℃の攻防に心を砕いている。
“この一陣の風の心地よさを味わえないなんてもったいない”と嘆き,
“こんなところにいるから汗腺が退化してますます暑いんだ”と怒り,
なかなか心穏やかにすごすことができない。
別に暑いのが好きなわけではないのだが,1日中冷房にあたっていると,
時間がたつにつれ足のほうから深々としてきて,ドッと疲れてしまう。

しかし…,今年は学習書に携わっている人たちには特別な年だ。
来年4月から実施される新学習指導要領にそった新しい学習書の制作で,
どこもてんやわんやだろう。
増加した学習内容,デジタル環境への対応,短い制作期間,
そこへきてこの暑さである。
先週は毎日のようにさまざまな編集委員会が開催され,
ようやく本格的にスタートを切った感がある。
みんなそれぞれ,一人でいくつもの委員会を運営し頑張っている。
ここまで出向いてくださる委員の先生方にもよい環境を提供したい。
そしてこんなとき,最後にものをいうのは体力である。
で…,今年は敗北を受け入れることにした。

きびしい暑さを乗り切り,涼風が立つまでわたしも我慢します。
(夕方以降,涼しい時間になったら切らせていただきますけど。)


ところで,めでたく試用期間が終了した新人が,前回ブログデビューした。
“志が高い”と書かれ,“先輩たち”はみな身の引き締まる思いであったろう。
新人を迎えることは,それぞれが知識を確認する機会になる。
思い込みを改める機会にもなる。相乗効果で伸びていけるよいチャンスだと思う。

新しい仲間を迎え,暑さに負けず,一同頑張ります。
皆様も時節柄自愛ください。

(18:01)

2010年07月12日

今回初めてブログを書かせていただきますNYと申します。
これからどうぞよろしくお願いします。

3月に入社して4か月がたちました。
出版部の面接試験前にこのブログをなめるように読んだのですが,
まさかブログを書く側にまわろうとは思ってもみませんでした。

出版部に入社して感じたことが二つあります。
ひとつめは,
「本を読むことが仕事だなんて…なんて幸せなんだろう」ということ。
初めて校正をするときに,
「校正をするときは読んではいけない。字面を見ろ!」
と先輩に言われましたが,それでも内容は頭に入ってきます。
川田先生講演集の言葉にハッとしたり,
『木曽』の山頭火の句にニヤリとしたり,
道徳資料集のお話にホロリとしたり。
(ちゃんと校正していますよ! 本当に!)
国文学科卒の身としては本当に楽しい仕事です。

それともうひとつ。
出版部のみなさんは「志が高い」ということです。
なんだか上から目線な言い方になってしまって申し訳ありません。
でも,この言葉につきるなぁと思うのです。

私も上司,先輩方を見習っていつでも志高く仕事をしたいと思っています。

(17:34)