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2018年09月28日

 弊社の向かいにあります長野市立図書館が,工事中につき12月まで休館しています。趣味が読書の私にとっては悲しいニュースです。
 読書の中でも私が最も好んでいるのは小説ですが,同じくらいエッセイが好きです。エッセイでは小説では決してわからない著者そのものに触れることができます。凄く難しい内容や怖い話を書く著者でも,エッセイの中では買い物が好きだったり,運動不足だったり,アクティブに動き回るのが好きな人もいれば,家の中にこもりがちな人もいたり。食べるのが好き,というエピソードを読んだりするとついつい自分と重ねて共感してしまいます。先日亡くなられたさくらももこさんも,漫画のファンという人と同じくらい彼女のエッセイが好き,という声を聞きました。
 さて,入社してから約3年ですが,この度退職することになりました。今までしてきた仕事の中でも,このブログを書くという行為は,文章を書くのが苦手な私にとって実はちょっぴり重荷でした。でも,他の人が書いたブログを読むのは,その人の日常を垣間見れるので,エッセイを読んでいるようでとても楽しかったです。この教材を作った人ってどんな人なんだろう? その答えがこのブログの中に詰まっているかもしれません。これからは一読者としてブログの更新を心待ちにしています。お世話になった皆様,ありがとうございました。

(09:39)

2018年05月25日

先日ふいに思い立って,クローゼットの中の洋服を断捨離しました。いつかまた着るかも,と思って眠らせていた洋服で溢れていっぱいだった私のクローゼットが,別人の様に生まれ変わりました。とりあえず全ての服に袖を通してみてから,手元に残しておくのか捨てるのかを決めました。当時はとっても気に入っていた洋服が,今着ると全く似合わなくなっていたり。サイズが合わない服も多くありました。悲しいけれど潮時なのだと心を鬼にして手放すことを決めました。逆に,何でこんな服とっておいたんだろう? と思う服ほど意外なほどしっくりきて,これからどんどん着倒そうと決めたりもしました。色々な発見があって面白かったです。
 洋服の保管方法も今までは,ハンガーにかけたり,引き出しにいれたり,かごにいれたり,(クローゼットの中に入りきらないから)段ボールの中にしまってあったり,お恥ずかしながらてんでばらばらでした。それを全てハンガーにかけることに統一。すると,すっきりして見やすい! あれ? あの服どこにしまったっけ? と探す時間がぐっと減りました。たまに,今日はあの服着よう,あれ? ない,ああ捨てたんだった…と悲しい気持ちになることはありますが,今のところ断捨離してよかったなと思えています。
 さて,仕事でもだんだん自分の持ち物が増えてくるにつれ,あれはどこにあるんだったっけと立ち止まることも増えてきてしまいました。特にパソコン上のデータは念のため,もしかしたら使うかもしれないし,と保存したものだらけで,本当に必要なものを探すのに時間がかかってしまっています。洋服のようにはいかない,削除していいかどうか慎重に判断しなければならないから,とやらない言い訳ばかりが浮かんできてしまいます。すっきりと見やすくなったクローゼットのように,仕事環境も整えたいものです。

(16:51)

2018年02月14日

本日2月14日といえば,バレンタインデーですね。お店にもバレンタイン特集と銘打って,様々なチョコレートが並べられています。私も特別チョコレートが好きなわけではありませんが,この時期だけはついつい立ち止まって眺めてしまいます。

バレンタインといえば,女性から男性にチョコレートを贈る日という認識でした。でもそれは日本の文化で,海外では男性が女性にプレゼントしたり,プレゼントはするけれど物はチョコレートに限定されていないと聞いた時には驚いたものです。バレンタインデーのお返しのイベントとして設定された3月14日のホワイトデーも,存在するのは日本の他,ごく少数の国だけなんだそうです。

こうした文化の違いを知ると,自分にとって当たり前のことも,他の人,ましてや他の国の人にとっては当たり前ではないのだと気づかされます。それも新しい発見でおもしろいなと思います。異なる国の人とコミュニケーションをとる時,語学力ももちろん必要ですが,自分の国の文化と相手の国の文化への理解も求められるのかもしれません。

話は変わりますが,インフルエンザが相変わらず猛威をふるっています。皆様も体調にはお気をつけください。何事も健康第一。これは全世界の人に共通する事だと思います。

(09:55)

2017年11月17日

最近友人たちから,年賀状を送りたいから住所を教えてほしい,と立て続けに言われました。考えてみれば,年賀状のやりとりをしていたのは中学生くらいまでで,それ以降はメールやLINEで新年の挨拶をする程度でした。どんなに仲がよくても,住所を教えあうということはなかったので新鮮でした。どんな年賀状が送られてくるんだろう? 写真付き? それともイラスト? とわくわくするのは久しぶりで,新年の楽しみがひとつ増えました。
 そういえば,子どもの頃好きだった漫画が16年振りに連載復活するというニュースを聞いたり,流行していたアニメが25周年記念ということでメディアに大きく取り上げられていたりします。時代は刻一刻と変わっていき,新しいものがどんどん増えていく中,こんな風に時を経て再び注目されたり,年賀状のように改めて価値がわかるものがあったりして面白いなと思います。
 さて,私個人の仕事も忙しくなってきました。決算手続きが一段落し,これから年末調整といったところです。体調管理には気を付けて,この冬を乗り切りたいと思います。

(11:07)

2017年08月10日

 最近の信教出版では学習指導要領,移行措置という言葉が飛びかっています。編集担当者は説明会参加のため出張したり,社内でも頻繁に打合せをしています。私は編集の仕事はしていないのですが,それでも忙しさが伝わってきます。
 自分が学生時代に何気なく手にしていた教科書や教材。家に持って帰ると重いからという理由で学校に置きっぱなしにしたり,進学したらもう不要かなと部屋の隅に追いやったり。今ではどこにあるのかさえわからない物もあります。この会社で働くまでは,これらを作るのにこんなにも熱心に働いている人たちがいることなんて全く気付かずにいました。私の,そして昔も今も学生時代は沢山の人たちの想いや行動に支えられていたのだな,と今になって感じます。
 私たち出版社も,書籍や教材を発行することが主な仕事ではありますが,それを販売してくれている方,届けてくれる方,そして使ったり読んでくれる方,沢山の人たちに支えられています。人にはそれぞれ持ち場がある,と以前上司から教えてもらったことがあります。編集という面からは関われなくても,私も自分の持ち場である私ができる事を全うして会社を支えていければと思います。
 明日から信教出版は16日まで夏季休暇に入ります。暑い日が続きますが,皆様ご自愛ください。

(17:24)