TY

2021年04月30日

新年度がスタートして早1か月が過ぎようとしています。昨年以来,コロナの流行はいまだに収束の気配を見せない中ではありますが,皆さんそれぞれに新しいスタートを切って日々張り切って過ごされているかと思います。

さて,弊社では昨年度,小学校の新しい学習指導要領の本格実施に合わせて,5,6年生向けの英語教材『フォニックスとペンマンシップ』を世に送り出しました。

「フォニックス」というと,あまりなじみのない方もおられるかと思いますが,フォニックスとは英語の文字の綴りと発音の間にある法則を学ぶことです。例えば,日本語では「あ」という文字の名前は「あ」であり,「あ」がもつ音も同じく「あ」ですが,一方でアルファベットの「A」は,文字の名前としては「エイ」ですが,音は「ェア」となり,名前と音に違いがあります。ほかのアルファベットにも同様に名前と音がありますが,この教材ではアルファベットの綴りと音の法則(フォニックス)に着目し,筆記の練習をしながらアルファベットの音も理解することで,英語の綴りとともに正しい発音を身につけたり,英語が聞き取れるようになったり,初めて見る単語でも読めるようになったりと,のちのちの英語学習にも効果が出ることを願って作られています。

教師用付録CDがついており,ネイティブスピーカーによる音声が収録されていますので,発音に自信がない先生でも安心です。軽快なリズムに乗って楽しくフォニックスの練習ができるトラックもありますので,児童と一緒にノリノリで練習したり,授業の冒頭のウォーミングアップとして使用したりすることもできるのでおすすめです。

もちろん筆記の練習という点においても,書き順の例にしたがって4線の上に繰り返しアルファベットを書くことにより,美しく正しい筆記が身につくように工夫されています。また,巻末にはなぞり書きや自由練習ができるページが豊富に設けられていますので,単語や英文の充実した筆記練習も可能となっております。

『フォニックスとペンマンシップ』,ぜひ弊社HPで詳細についてご確認ください。

http://www.shinkyo-pub.or.jp/text/tc0031.html


TY



(16:40)

2020年11月05日

早いもので,今年ももう11月に入りました。今年初頭から流行が始まった新型コロナウイルス感染症はいまだ収束に向かう気配が感じられませんが,精一杯自己防衛につとめ,この冬を健康に乗り切って行きたいものです。

長野県内の小学校におきましては,信濃教育会編『冬休み』の見本が配られているころかと存じます。今回は,本年度より新しくなった教科書の内容に合わせた改訂版となります。コロナによる臨時休業の影響で,学習進度の回復に苦慮されている学校もあるかとは存じますが,冬休みに入るまでに2学期までの内容を学習しきれない場合には,授業の予習に使用したり冬休み後に復習用として使用したりすることもできます。また,巻末には「自由な学習」のページを設け,楽しい工作の紹介やお正月の行事の解説などを掲載しております。さらに,裏表紙には「ともだちギャラリー」と称して,児童のみなさんの工作作品を載せておりますので,冬休み中の工作の参考にもなります。

学習,生活両面でお役に立つ信教の『冬休み』,今年もぜひご採択ください。


TY



(16:21)

2020年06月04日

早いもので,今年度が始まってから早2か月が過ぎました。
今年の2月ごろから新型コロナウイルスの感染拡大が日本でも始まり,3月初めからは学校現場も突然の臨時休業となりました。学校だけでなく,会社やお店も営業自粛を迫られる業種が出たり,日々の生活においても手洗いや消毒,マスク着用の励行,外出,移動の自粛が求められるなど世の中全体がかつてない日常を経験することとなりました。
5月末をもって緊急事態宣言が解除となりましたが,私の周りでも,学校で失われた授業時数をフォローするために「今年は夏休みが短くなるらしい」とか「中学校はしばらくの間7時間授業になるらしい」とかいろいろな話が聞こえてきます。学校の先生方におかれましては,毎日対応に追われて本当に大変な日々をお過ごしかと存じます。
そんな中ではありますが,現在,信濃教育会編の『夏休み』が販売中です。
昨年度より編集作業が行われていましたが,今年度は新しい教科書に対応した大改訂版となっています。今回も長野県の学校現場の先生方が知恵をしぼり,教科の学習だけでなく地域の行事や楽しい工作なども収録して,長野県の子どもの実態に沿った休み帳に仕上がっています。
今回は,コロナによる臨時休業のため通常どおり授業を行うことができず,いつものように夏休み帳を使うことが難しいという声もあるかもしれません。
そんな場合は,次のような活用法が考えられます。
・事前に児童に渡し,夏休み前後の授業の予習・復習用として活用する。
・夏休み中に補習授業が行われる場合は,補習授業の中で活用する。
・1学期末までの範囲で未履修の内容があり,夏休み期間内にできないページがある場合は,授業内容を定着させるための家庭学習用として活用する。
今年も『夏休み』をどうぞよろしくお願いいたします。
いつも以上に大変な学校現場とは存じますが,私たちは少しでも現場のお役に立ちたいと考えています。ご不明な点,ご要望等ございましたらぜひご連絡ください。

TY



(11:46)

2019年07月26日

本格的に夏らしい日が続くようになってきました。
長野県内の小学校も今日(7/26)から夏休み入りした学校が多いとのことで,
小学生の皆さんは始まったばかりの夏休みに,ワクワクしていることでしょう。

うちにも小学2年生の子どもがいますが,昨日,弊社刊『夏休み2年』を学校から受け取ってきました。
よほどうれしかったらしく,昨日の夜のうちに巻末の「しゃしんかざり(工作)」に取り組んでいました。
これは,紙皿を2枚使用して写真飾りをつくるというものですが,まず上側の紙皿の真ん中を
楽しい形に切り抜いて「窓」とし,まわりには色をぬったりもようをかいたりしてきれいにします。
次に,下側の紙皿に写真を貼り付け,上の紙皿とくっつけて窓から写真が見えるようにし,
さらに壁掛け用にリボンをつけて完成という単純なものですが,子どもの作ったものは
夏休み帳にあるお手本のようにはなっていませんでした。

「説明をよく読んで作ってごらん。」というと,「わかりにくい。」と子どもが。

何を隠そう,私がこの夏休み帳を担当していますので,少しムキになって
「そんなことないよ,とてもわかりやすく説明してあるよ。」と言ったのですが,
ここでふと立ち止まって考えてみました。

たしかに,作る手順についてことばとイラストで説明しており,さらに見本として
ほかのお子さんの作品をいくつも載せてあるので,大人からすると十分わかりやすいと感じるのですが,
小学2年生には少しわかりづらいところがあったのかもしれないと考えました。

子ども向けの教材や教科書を作っている私たちは,
子どもにとってのわかりやすさ,使いやすさに常に気を配っているつもりではありますが,
本当にそれが十分にできているかどうかという点については,
実際に使っている子どもに聞いてみることもなかなか難しく,
本当に大丈夫か気にしながら仕事をしていることもないわけではありません。

ですので,今回のことで「配慮しているから大丈夫。」という変な自信は一回置いておいて,
もう一度謙虚な気持ちで仕事に当たらなくては,と気持ちを新たにしました。

TY


(17:04)

2019年03月25日

ご存知のとおり,今年度から小学校では道徳教科書の使用が開始され,
来年度からは中学校においても道徳教科書の使用が始まります。

弊社では,信濃教育会編の小学校道徳資料集『わたしたちの道』,
中学校道徳資料集『わたしの築くみちしるべ』を約30年間にわたり発行してきましたが,
教科書の使用開始を受け,今後はこれらの教材の改訂は行われないことが決まっています。

私は何年間もこの教材を担当し,この教材に対する思い入れが人一倍ですので,
今後改訂版が出されないことを大変寂しく感じています。
また,これまで信濃教育会で定期的に行われてきた道徳教育研究調査委員会では,
県内の現役の先生方が日ごろの実践の成果を持ちより,
長野県の子どもたちにとって最良の道徳資料集を届けるために,
毎回本当に真剣に研究や議論をされていたことを思い出し,
今後はそのような熱のこもった場面に立ち会えないことも残念に思います。

今後は,小中学校ともに道徳の主たる教材の座は教科書に譲り渡すことになりますが,
学習指導要領にも「教科書のほかに地域独自の郷土教材も並行して扱うことが重要」と
うたわれております。
今まで実践研究をかさねてきた信濃教育会編の道徳資料集は,
それを担う最良の教材であろうと言えます。
そこで,長野県内の小中学校には県内各地で採択される教科書と
信濃教育会編道徳資料集との「併用資料」を弊社からお配りしています。

『わたしたちの道』『わたしの築くみちしるべ』については,
まだ販売できる在庫がありますので,この機会に各学校に備え付けていただき,
必要なときはすぐに使えるようにされることをおすすめします。

長野県の財産ともいえるこの道徳資料集を,ぜひ今後もお役立ていただきたいと願っています。

TY

(16:22)