2016年11月11日

 会社の窓から見える市立図書館のイチョウの木が,いよいよ黄色さを増してきました。冷え込みが厳しくなり,真冬と同じ服装で仕事をする日もあります。
 第63集『しなの子ども詩集』の編集も佳境を迎えています。今年は県下の各小中学校から約3000点の応募があり,1117点が入選作品として選ばれ,掲載されます。子どもたちの生き生きとした日常が伝わってくる力作ばかりです。
 
 編集作業をしていると,私は自分の通っていた小学校で制作されていた詩集を思い出します。全校生徒が900名を超える大規模校だったのですが,毎年,全児童の詩を載せた詩集を制作していました。かなり昔からの試みだったようで,学校の図書室には過去に制作された詩集がずらりと保管されていました。
 私の母も同じ小学校の出身だったので,当時子どもだった私は
「どこかにお母さんの書いた詩があるんだ!」
 そう思って何度か母の書いた詩を探しに,図書室の片隅の保管場所に足を運びました。しかし,色あせた古い詩集のページをいくらめくっても,見つけることはできませんでした。
今にして思えば,さすがに母の在学中は制作していなかったのだろうか……?
そう思い,昨日初めて母に尋ねたところ
「あったわよ。でも当時は,全員の作品が載ったんじゃないの。私も1回載ったわよ」
と言ったので,驚きました。今現在,その詩集の制作が続けられているかはわかりませんが,何十年もの間,その時代の子どもたちの気持ちを載せ続けてきたものだったのだとわかりました。それと同時に,二十年以上前,一生懸命母の書いた詩を探していた小さな自分の後ろに立って,
「もっとよく探してごらん。ちゃんとどこかに一つだけ,お母さんの詩が眠っているよ」
そう言ってあげたくなりました。

 さて,今年の第63集『しなの子ども詩集』予約募集封筒では,昨年に引き続き『信州の小さな詩人たち』,加瀬清志著『子育てが楽しくなる73のヒント』も合わせて購読募集いたしております。この機会にぜひお求めください。

〈書籍の情報〉
『信州の小さな詩人たち』URL http://www.shinkyo-pub.or.jp/book/8304.html
『子育てが楽しくなる73のヒント』URL http://www.shinkyo-pub.or.jp/book/8307.html

 なお,第63集『しなの子ども詩集』は予約限定出版です。予約募集の締切日をご確認ください。

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