2016年05月27日

 最近,調べ物をしていて,長野県の民話の本を読む機会がありました。その中で,
「あれ,子どものころ,祖父が何度も話してくれたお話だ」
「このお話……小さいころ,祖母の家に泊まったとき,祖母が布団の中で話してきかせてくれたものだ」 
 このように,忘れていた懐かしい記憶がよみがえったことがありました。
 祖父母は,長野県の民話ということを知ってか知らずか,幼少のころの私に語ってくれたのですね。 
 そこでふと,私は子や孫に話せるような,郷土に伝わるお話を知っているだろうか? と自分に問いかけてみました。答えはNOでした。有名な日本昔話の桃太郎やかぐや姫,浦島太郎などのあらすじなら,かろうじて話せるだろうか,といった具合だと気付きました。少し残念に思うと同時に,そういう話を語れた,今は亡き祖父母たちを見習いたくなりました。

 そんな折,私は今年度から担当することになった,小学校の児童の皆さんが使う信教の夏休み帳・冬休み帳を開いてみました。するとそこには,長野県の民話がのっていました。この休み帳は長野県の子どもたちのためにつくられたものなので,長野県の行事や民話も紹介されているのです。
 昔,祖父母たちが語ってくれたように,郷土に伝わるお話は今も息づいているのだと知り,感慨深いものがありました。

 昨年入社し,初めてもった担当の一つである夏休み帳・冬休み帳に,親しみがわいた出来事でした。

(12:12)