2013年09月24日

ニュースなどでご存知の方も多いかもしれませんが,
つい最近,教科書会社12社とソフトウェア会社1社,計13社が,
デジタル教科書に関するあるコンソーシアムを発足させました。

デジタル教科書がこの世に登場して数年がたちますが,
まだこれについては定まった定義はなく,各社各様にデジタル教科書を
つくっているのが現状です。
そんな中,もうすでに何教科もデジタル教科書を導入している学校では,
教科書会社,あるいは教科によるプラットフォームや操作方法の違いに
戸惑ったという先生方もいらっしゃるかもしれません。

そこで,先生方がより便利にデジタル教科書を使えるように操作に統一性をもたせ,
さらなるデジタル教科書の普及を目指してこの団体は発足したのでしょう。

たしかに教科書会社ごとに操作感が異なるよりも,同じ操作感で使える方が,
事前の準備やマニュアルを見る手間が省けるのでいいかもしれません。
デジタル教科書導入により,今まで以上に準備に手間がかかったり,
操作に戸惑って授業の妨げになったりするようでは本末転倒ですから。

しかし,同じプラットフォームになると各社の個性が消えてしまったり,
各社が教科書で一番大切にしていることが薄まってしまったりする
可能性もあるのではと感じます。

現にこのコンソーシアムには,教科書会社12社が参加してはいますが,
そのほかにもまだ数多くの教科書会社が存在し,プラットフォームについても
独自の方法で研究開発を進めている社が何社かあることからも
このことがいえると思います。

弊社でも理科のデジタル教科書を出していますが,できるだけ
児童の実体験を妨げないようにということを一番大事にしているため,
機能的には厳選された機能しか搭載していません。


いずれにしても,これからますます教育の世界にデジタルの波
が押し寄せてくるのは間違いないでしょうし,教育現場からの要求も
さらに高度かつ詳細なものが増えてくるでしょう。

しかし,児童生徒の教育に資するという一番大事なポイントを
忘れないように,なおかつ世の中の流れからおいて行かれないように
状況を凝視していきたいと思います。


TY

(17:59)