2013年06月10日

去る5月の教育再生実行会議では,
小学校英語を正式な教科にすることや,
指導開始学年の引き下げなどが提言されました。
これを受けて,文科相の諮問機関である中央教育審議会では,
提案内容の採否や具体策が議論される見通しのようです。

私が子どものころは,もちろん英語は中学校からの教科でしたので,
中学一年から英語を学習しました。
英語の文法などは,わかりやすいルールに基づいているため,
パズルを解く感覚で楽しく勉強した覚えがあります。
中学校英語で読む文章も,英語を読むことが目的のため内容はわかりやすく,
英語で読めること自体が楽しかったという記憶があります。

ただ,英語がコミュニケーションツールとしてどれだけ身についているかというと,
まったく自信がありません。
自分としてはそれなりに勉強したつもりですが,
実生活ではまったく活かせていない状況です。
たとえば,街で見かけた欧米人らしき人が話したそうに(?)していても,
なかなかこちらから話しかけることができません。
英語力というより,別の問題があるのかもしれません。

外国人と英語で話せるようになるためには,
英語を使って外国人と話すことに「慣れる」必要があると思います。
そういう意味では,2年前から導入された外国語活動により,
早い段階から学校で外国人と英語で触れ合うことができるのは,
とてもいいことだと思います。
さらに,小学校の英語が教科になり,もっと下の学年から学習するようになれば,
英語で話すことへの抵抗はもっともっと少なくなるのかもしれません。

将来の日本では,街中で今よりはるかに多くの外国人を見かけるようになり,
私たちの子孫も日本語と英語の両方を使いこなして会話をするようになるのでしょうか。
それはそれで素晴らしいと思いますが,日本語も忘れないでほしいと思います。

(N)

(18:22)