2012年07月27日

先日,某テレビ番組で,現在,福岡県のある公立小学校に勤務されている
ベテラン教師の特集が放送されていました。

その先生は,小学生には難しいとされるディベートを授業に取り入れたり,
児童のよいところをクラス全員で大いにほめるといった指導をされていたりして,
それにより学級崩壊の危機にあったクラスを次々と立ち直らせたとのことで
話題となり,近頃ではその先生の授業を見学に訪れる教師たちが後をたたないといいます。

その先生は,一人の児童のことを全員でほめる
「ほめ言葉のシャワー」という指導を日頃されているそうです。
番組の中でも,一人の児童を教室の前に立たせて,その子について
ほかの児童が挙手をして,よいところを述べてほめている場面がありましたが,
ほめられた児童は照れくさそうにしながらも,嬉しそうでした。

人間,誰しもほめられて悪い気はしません。
ただ,ほめられることによって,思い上がったり,自惚れたりするのでは
まずいと思いますが,自己肯定感(このことばも最近知りましたが)を育て,
同時に自分も他者のよいところをさがすという姿勢が自然に身についてくれば,
周囲の友だちとの人間関係が向上し,学級全体の雰囲気がよくなり,
ひいては学級崩壊とは無縁のまとまりのあるクラスが出来上がるのではないかと,
素人ながらに感じました。

思い起こせば,自分が小学生のころは,ほかの児童のことをみんなでほめる
などという場面はまず記憶になく,よく覚えているのは,帰りの会で,
「今日はA君がBさんの悪口を言っていました」などと,
一人の児童が別の児童の悪かったことをみんなの前で発表し,
それについてほかの児童が「こんなこともしていました」と付け加えたり,
「いけないんだー」とヤジを飛ばしたりする場面です。
先生も最後に「罰として校庭を3周走ってくること」などと指導をし,
ひたすら悪かったことを反省させるという風潮がその当時は当たり前だったと
思います。

それに比べると,この番組に登場した先生の指導手法はなんて前向きなんだろう,
と感じ入りました。

自分も,ほかの人のよいところを見つけるよう心掛けたい,と思いました。


TY

(16:20)