2009年06月01日

およそ2か月にわたる善光寺の御開帳が,昨日で終了しました。
出勤のため朝の中央通りを歩いていると,
早朝5時30分頃からのお朝事のため参拝していたとみられる観光客風の人々が何人も歩いていて,
土日ともなれば,地元民からすると「これが長野?!」というくらいに
長野駅から中央通り,善光寺界隈はにぎやかでした。

中日庭儀大法要や最終日の結願大法要など,節目の行事日にはことごとく雨が降り,
「今年の御開帳は雨に泣いたなあ」などという声が周囲からちらほら聞こえる中,
期間中の参拝者数は過去最高にのぼったとのこと。

わたしの周りでも,善光寺御開帳で長野へ足を運んでくれた人が多く,
皆それぞれに楽しんで帰っていったようです。

歴史好きの親戚のおじは,川中島古戦場と合わせて訪れ,双方存分に堪能したもよう。
善光寺仲見世通りの混雑ぶりや,前立本尊や回向柱に並ぶ人の列には大層驚いていて,
「こりゃディズニーランドよりすごいな~」とまんまる目。

東京から来た友人は,仁王門に立ち並ぶ仁王像の筋骨隆々ぶりに感動したようで,
力こぶの出ている二の腕や,血管が浮く足の甲の写真を送ってきました(笑)
わたしは仁王像は何度も見ているけれど,そんなところに注目したことはなく,
しかしよくよく見ると,木造でありながらリアリティがあり確かに力強い。

茨城から訪れた友人はお寺の住職です。
「ほかの宗派でも参拝していいの?」(仏教のことはよくわからないけど)
と聞くと,
「善光寺はどこの宗派にも属さず,老若男女全ての人を救ってくれるお寺だから気にしないよ」
との答え。
実際,広く門戸を開き多くの人々に親しまれている善光寺を見て,そのことを実感したそう。
しかし,一番驚いたことは,
「長野にスクランブル交差点があるなんて!!」(トイーゴ前,新田町信号)
ということで,茨城にはないと言って(ほんとかな),かなり悔しがっていました…。

七年に一度の大イベントは終わってしまったけど,
長野の町の活気がこのまま続いて,信教出版部もその担い手となれますように!
がんばります。

(17:55)