2008年08月04日

新しい学習指導要領の解説が文部科学省より公開されてから
一か月が過ぎようとしている。
この間,解説を読みながら,
新学習指導要領の説明会で聞いてきたことをおさらいしたり,
信濃教育会の先生に聞いたりして,内容を調べてみた。

新しい学習指導要領は,
現行版に対する意見や国際的な学力検査の結果等に基づいて,
かなり中身を充実させたことがわかる。
解説も,学習する内容に関する説明だけでなく,
授業においてどのような活動を通して学べばしっかり習得することができるか,
具体的な方法を示しながら解説している。
教科書の編集委員の先生も,現行版より詳しく書かれているとおっしゃっていた。
文部科学省がいかに力を入れているかがうかがえる。

現行の学習指導要領は,
その前のものに比べ大幅に内容を削減したために,
マスコミでは,学力低下を招くと騒がれていたと思うが,
今回の場合は,逆に内容が増えたため,
昔の詰め込み教育に戻らないか危惧するというような論調も見られた。
いずれにしても,国全体で子どもの教育に関心をもつのはいいことだと思う。

8月5日のしんきょうネット夏期研修会で,
新学習指導要領について説明することになっており,
ここ数日,その資料を準備している。
自分の担当以外の教科については,
まだよく理解していないところもあり,反省している。
これから学習書の制作が本格化する前に,
改めて確認しておくのにいい機会だと思う。

(N)

(10:33)