2008年07月07日

長野弁についてのY先輩の記事を読み,
「そうなんだよね~」と大きくうなずいてしまった長野人のワタシ。


学生の頃,関西地方にいたことがあるが,
関西弁というのはものすごくインパクトがあり,それに比べると長野弁は特徴が控えめで,
薄いものが濃いものに染まる要領で,4年間もいたらすっかりエセ関西人になってしまった。

便利だなあと思った関西弁のひとつに,「~はる」という表現がある。
何が便利かというと,

 例)「先生が来はった」(先生がいらっしゃった)
   「○○部長が言うてはりました」(○○部長がおっしゃっていました)

このように動詞の後に付けるだけで,尊敬語となってしまうのである。
関西弁のにわか使い手にも活用しやすいうえ,例えば,
「『おっしゃる』というとちょっと堅苦しいが,でも敬意を込めたい」
というようなときに大変便利でよく使っていた。

また,関西の人が使うのを聞いていると,丁寧語としての意味合いもあるようで,
目上の人に限らず,友人,他人,子ども,そして動物にまで使っていたのには驚いた。

 例)「○○ちゃんは,ほんまおっとりしてはるねえ」(本当におっとりしているね)
   (犬,猫などが)「見て,あんなところにいてはるわ」(あんなところにいるよ)



ちなみに,わたしの好きな長野弁(北信地方のみ?)は,「なっちょ」。

 例)「なっちょだい?」「まあまあだな」
   「具合はなっちょ?」「あまりよくならないよ」

おそらく,「どんな調子」というのが短縮されて「なっちょ」になったのだと思われる。
「最近はどうですか?」という意味で,開口一番あいさつ代わりに使われていたりもする。
相手のことを気遣う,親しみのある表現で気に入っている。

仕事上ではもちろん,正しい日本語を使いこなせるようにならなければならないが,
こうした地方のことばも大事に受け継いでいきたいなあと思っている。

(09:14)