2008年02月22日

 2月15日に学習指導要領改訂案が発表されましたが,大きな特徴は「授業時数の増加」や「小学校高学年の英語教育」,また,「伝統・文化の尊重」や「郷土愛」などを盛り込んだということです。
 既に指導要領の改訂案が発表される前に,全国の各学校においては様々な取り組みがなされているようです。例えば,「郷土愛」の育成のために,地元の商店街や地域の人々と協力しながら,特産品を取り上げた授業を行なったりしているということがあげられます。また,「英語教育」に関わってくると思いますが,「国際社会」に目を向けた授業ということで,外国の人たちと交流したりするという,学校独自の取り組みもあります。
 多くの内容を盛り込んだ改訂案ですが,私たちの住んでいる長野県に当てはめて考えるとどうでしょうか。長野県は,木曽の漆器をはじめとした伝統工芸が盛んです。また,それらを支える人々や地域の活動も活発であるため,新しい指導要領が目標としている内容の学習を行なう環境が整っています。また,「信州サーモン」など独自のブランド開発にも力を入れており,郷土として「誇れるもの」がこれからたくさん生まれてくるという「夢」や「希望」があります。今後の発展次第では「どんな学習ができるのか?」とワクワクするような宝物があるといえます。
 そんなすばらしいものを活かした教材ができないか…と仕事をしながら考えているのですが,今後の教材開発のために,もっと広い視野で日々飛び交う情報を見ながら検討していきたいと思います。

(追記)
 2月もあと1週間ですねえ。先週,犀川と千曲川の渓流釣りが解禁になったので,自動車を走らせながら遠征してみました。しかし,ものすごく寒い…糸を通すガイドは凍るし,挙句の果てには,ウェイダー(長靴)の裾の部分が凍りついてパリパリでした。暦では「春」ですが,この状況を考えると「冬」ですね。う~ん,まだまだ,コタツでおとなしくしていたほうがいいということですか。体は,ウズウズしているのに…残念。

(18:18)