2007年11月02日

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先週の土曜日,池田町の大カエデを見に行ってきた。
何年も前から新聞などにも紹介されていたということだが,私はまったく知らなかった。
たまたま写真の著作権について調べているときにその存在を知ったのである。

山奥の巨大なカエデ!
もう,見たくて見たくてたまらなくなってしまった。
聞けば,ちょうど見ごろだというではないか。
しかも県内の池田町にあるというではないか。

ちょうど土曜日は,
松本市美術館へ「松本平の神仏 百柱をたてる」を見に行こうと思っていたので,
ついで(?)に足をのばすことにした。
空模様が思わしくないのはわかっていたけれど,しかたない。
日曜日はほかに予定があったし,来週では散ってしまうかもしれない。

雨の中,山道をどんどん登る。
ちょっと,うそでしょ。ほんとにこっちでいいの。
いよいよ心細くなってきたころ,ようやくたどり着いた。

黄緑の葉っぱ,黄色い葉っぱ,山吹の葉っぱ,橙の葉っぱ,
朱色の葉っぱ,真っ赤な葉っぱ,そして深紅の葉っぱ……。
開墾のとき,あまりにも巨大すぎて根まで掘り起こせなかったものが,
開墾の失敗で人が去ったあと,再発見される間に大きく育ったそうだ。 

自然のものは,すごい。
何があってもなくても,ただ淡々と時を過ごす。
何も言われなくても,だれも見ていなくても,
自分の成すべき事を成す。

こうありたいものである。

(19:23)