2007年08月03日

信濃教育会出版部は,今年創立60周年を迎えた。
記念の会の折,ここのところずっと取り組んでいる,新企画の中間発表を行う機会を得た。
約一か月前の部内の検討会からがらっと顔つきが変わったもの,
より輪郭がはっきりしたものなど,その間のそれぞれの取り組みが感じられた。
部内での検討会同様,さまざまな意見がとびだし,凹んだり,喜んだり。
しかし,おかげで次に続ける道筋はより鮮明になったと思う。

記念の会の折,理事長から昭和22年,出版部創設のころの話を聞いた。
聞きながら,
戦後の何もかもが不足した時代に,何とか出版業を軌道に乗せようとした先輩方の情熱,
自分が出版部ですごしてきた時間も,60年の歴史の一部であるということ,
そして,明日からの一日一日が,また新しい出版部の歴史をつくっていくということ,
そんなことを考えると,背筋がしゃんとのびる思いだった。

再び新企画についてだが,
新しいものを生み出すにあたって,取り組むべきことは多々あるけれど,
何よりも情熱を持って取り組んでいきたい。
綿密な調査や分析,冷静な判断がその骨格を作るとしたら,
取り組む人間の情熱のようなものが,あたたかさや勢いになるような気がする。

節目の年に,新しい価値を生み出すことができるよう,さらに頑張ります。

(17:19)