2007年06月15日

3月からずっと編集を続けてきた単行本が,完成しました。

宮崎莊平 著
『講演集 みこも刈る信濃の夏に――信州国語教育と共に――』

著者の宮崎先生は,国文学の,特に平安時代の女性が書いた日記文学がご専門の方であり,
また,教育者として長年教壇に立ってこられた方でもあります。
この本は,宮崎先生が10年間にわたり,毎年夏に長野県で行ってきた,
文学作品研究に関する講演をまとめたものです。
教科書にもとりあげられている多くの作品についての,詳細な作品研究が,
国語の先生方のご参考となるのはもちろんのこと,
文学に関心をおもちの広く一般の方々にも,興味深く読んでいただける一冊だと思います。
ちなみに,タイトルの「みこも刈る」とは,
和歌を詠むときに「信濃」にかかる枕詞だそうで,本文中にも解説されています。



編集中は,たくさん勉強した3ヶ月間でした。
試行錯誤の中で,自分の怠慢によってこの本の,つまり著者の方の作品の価値が損なわれることだけは
あってはならないと,常にその責任を思ってやりました。

この本が,少しでも多くの方々に読んでいただければと思います。


『講演集 みこも刈る信濃の夏に――信州国語教育と共に――』
著者 宮崎莊平
製作 信濃教育会出版部
定価 2000円(税込)

ご注文・お問合せは,(株)しんきょうネットまでどうぞ。↓
http://www.shinkyo-net.co.jp/

(17:21)

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