2020年05月

2020年05月01日

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の中,人との接触を減らすために,家にいよう! Stay home! ということで,気軽に外出できず,ストレスがたまり気味の今日このごろです。未知のウイルスと戦っていかなければならないため,テレビや新聞,インターネットの情報に頼らざるを得ませんが,このウイルスは世の中に多大な影響を及ぼしているようです。

「戦争」とも表現される新型コロナウイルスとの戦い。この最前線にある病院では,感染防止のためのマスクや医療用ガウン,フェースシールドなどの医療資材や病床の不足などから,医療崩壊の危機に瀕しています。この逆境の中で必死に戦っておられる医療関係者の方々には頭が下がる思いです。心よりエールをお送りいたします!

このウイルスは教育現場の学校にも大きな影響を及ぼしています。3月から引き続き4月も休校となり,子どもたちは自宅待機を余儀なくされています。普通なら教室で新しい教科書を使った学習が進められるはずだったのですが,子どもたちはいま,家で様々な課題を自ら学習したり,オンライン授業を受けたりしています。中には,幼稚園から中学校までのすべての子どもにスマートフォンを配り,先生の動画を配信している自治体もあるようで,その取り組みは地域によって異なるようです。

文部科学省が提唱している「GIGA(ギガ)スクール構想」は,全小中学生,約950万人に一人一台のパソコンやタブレット端末を配付する計画で,当初は今後4年間でその費用を順次負担していく予定だったところを,今回の補正予算に全額盛り込んだとのこと。これで一気にデジタル化が加速するかもしれません。

一方,この長引く休校中にオンライン授業を進められる学校は限られることから,地域間の学力格差が広がることが懸念されたり,主だった大会や行事が軒並み中止に追い込まれたりしたことから,その解決策として9月入学制の導入がにわかにクローズアップされています。9月入学制になれば,海外との留学生の交流がよりスムーズに盛んになるため,グローバルな人材育成にはメリットが大きいかもしれませんが,そうなると,社会全体の仕組みを見直す必要があります。

どなたかがおっしゃっていたように,もしかしたら本当にパラダイムシフトが起こるかもしれません。そうなる前にタイムマシンで未来へ行って,どんなパラダイムシフトが起こると,どのような未来になるかということを見られればいいのですが・・・。

話が少しそれてきてしまいましたが,いまはまず外出を控え,人との接触を控えること。それから,学校が再開されたときに備えて自分たちの役割を果たしていくことに努めなければなりません。

(N)


(11:21)