2018年05月

2018年05月30日

 先日,就職活動中の友人から,他己分析を頼まれました。他己分析は,他者に自分のことを客観的に分析してもらうというものです。他者に分析してもらうことで,自分では気づかない長所や短所に気づくことができたり,客観的な強みを知ることができたりするので,自己PRにも役立つそうです。最近は就職活動サイトに専用のアンケートがあり,簡単に回答することができます。依頼されたのは今回が初めてで,自分の就職活動中にも誰かにお願いしたことがなかったので,新鮮な気持ちでアンケートに答えました。

 内容としては,友人の性格に関する質問や,友人のいいところ,気をつけた方がよいところなどを答えるものがありました。友人のことをよく思い出しながら,できるだけ友人のためになるようにと考えながら答えていると,それなりに時間がかかりました。日頃,一人の友人についてじっくり考えることはなかなかないので,友人のことを改めて考えるいい機会になりました。少しでも友人の就職活動の役に立てればいいなと思います。

 私は他己分析をしてもらったことがないと書きましたが,今回友人の分析をしてみて,自分もしてもらえばよかったと少しだけ思いました。他者からの評価は,気になりますが聞きたくないような気もします。しかし,他者からの評価を聞くことで成長につながることもあると思います。日頃,目を背けがちな部分ですが,ときには他者から見た自分というものにも向き合わなければと思いました。今度は友人に,私の他己分析をお願いしてみようかなと思います。

(16:29)

2018年05月25日

先日ふいに思い立って,クローゼットの中の洋服を断捨離しました。いつかまた着るかも,と思って眠らせていた洋服で溢れていっぱいだった私のクローゼットが,別人の様に生まれ変わりました。とりあえず全ての服に袖を通してみてから,手元に残しておくのか捨てるのかを決めました。当時はとっても気に入っていた洋服が,今着ると全く似合わなくなっていたり。サイズが合わない服も多くありました。悲しいけれど潮時なのだと心を鬼にして手放すことを決めました。逆に,何でこんな服とっておいたんだろう? と思う服ほど意外なほどしっくりきて,これからどんどん着倒そうと決めたりもしました。色々な発見があって面白かったです。
 洋服の保管方法も今までは,ハンガーにかけたり,引き出しにいれたり,かごにいれたり,(クローゼットの中に入りきらないから)段ボールの中にしまってあったり,お恥ずかしながらてんでばらばらでした。それを全てハンガーにかけることに統一。すると,すっきりして見やすい! あれ? あの服どこにしまったっけ? と探す時間がぐっと減りました。たまに,今日はあの服着よう,あれ? ない,ああ捨てたんだった…と悲しい気持ちになることはありますが,今のところ断捨離してよかったなと思えています。
 さて,仕事でもだんだん自分の持ち物が増えてくるにつれ,あれはどこにあるんだったっけと立ち止まることも増えてきてしまいました。特にパソコン上のデータは念のため,もしかしたら使うかもしれないし,と保存したものだらけで,本当に必要なものを探すのに時間がかかってしまっています。洋服のようにはいかない,削除していいかどうか慎重に判断しなければならないから,とやらない言い訳ばかりが浮かんできてしまいます。すっきりと見やすくなったクローゼットのように,仕事環境も整えたいものです。

(16:51)

2018年05月11日

 大型連休に高遠に出向いた際,昼に小さな蕎麦屋に入りました。家族連れやツーリング中の人たちが続々と入店し,せまい店内はたちまち満席に。店に入れず,店主に「30分後くらいにまた来てください。」と言われてしまう人たちもいました。
(今が,かきいれ時なんだろうな。)
 ふと店内を見やると,天井近くに据え付けられた台座の上に,金色の招き猫がひとつ,ちょこなんとのっています。店内の照明が暗かったので,目立つ色の招き猫はひときわ存在感を放っていました。
 ふだんから私は,招き猫とか,案山子とか,てるてる坊主といった,民俗的なものに心惹かれることが多いです。招き猫を置いたからといって,必ず商売繁盛するわけじゃない。案山子を立てても,天災や病害虫から稲が守られるわけじゃない。てるてる坊主を作っても,晴れる保証はありません。それでも人は,ささやかな祈りをこめて,そういうものを作らずにはいられない。そこが好きです。そしてたまに,招き猫たちはどうやって期待に応えようとするだろう? と考えたりするのです。
 案山子なら,私たちが見ていないところで,稲を守るために戦っているかもしれない。てるてる坊主なら,雨が止むように,かみなり様に交渉しに行くかもしれない。この蕎麦屋の招き猫だって,「ゴールデンウィークが終わったら,客足が遠のくだろうな……どうしようかな」と,こちらを見下ろしながら思案しているかもしれません。
 そんなことを空想しているうちに,おいしいお蕎麦が運ばれてきたのでした。

 さて,大型連休が終わり,季節は夏に向かいます。長野県の先生方により編集された,夏休みの学習帳,「平成30年度版 夏休み」が,もうじき完成です。新学習指導要領の移行措置に対応した内容となっております。また,もっと問題がほしいというご要望にお応えし,3~6年はページ数を増量しました。
 夏休みまでに学習した内容をしっかり復習でき,県下で定番の夏休み帳,ぜひ今年度も御採択ください。

(19:50)