2017年10月

2017年10月20日

「木こりのジレンマ」という説話があります。

ある木こりが一生懸命になって木を切っていたものの、使っているオノの刃がボロボロであるため、なかなか成果が上がっていませんでした。それを見た旅人が、いったん作業を止めて刃を研ぐことを勧めましたが、木こりは「木を切ることに忙しくて、今はそれどころではない。」と言って、またボロボロのオノで木を切り続けた、という話です。

ここから捉えられることはいろいろありますが、目の前の日々の仕事に忙殺されていてばかりではいけない、ということが、教訓として挙げられると思います。


最近は、学校教育に携わる先生方の多忙感がよくニュースになります。確かに私が仕事で関わっている先生方も、やはり毎日忙しそうですが、それでも日頃から研究授業に参加したり、教材研究を行ったりなど、日々の研鑽(けんさん)も欠かさずに行っています。子どもたちの学力向上に向けて、「刃を研ぐ」ことを怠らない姿は、さすが先生方だな、と思っています。


そんな学校教育に携わる先生方に向けて、弊社から新刊本が発行されました。『今こそ考えたい学力向上のためにできる新しいこと』というタイトルが示すとおり、新しい学習指導要領が告示され、教育が大きく動こうとしている今こそ考えたい、学力向上のためにできる施策を考える書籍です。

新学習指導要領で言われる「主体的・対話的で深い学び」や、「小学校英語」、「ICT教育」などの新しい教育関係の動向の解説、教員経験をもつ著者による授業・試験の改善例、全国学力・学習状況調査の結果改善、小中高連携、教員の時間的余裕の無さの改善等、学力向上に関する様々なテーマが掲載されています。

小学校・中学校・高校の先生方や、各学校種の管理職の先生方、教育行政に携わる先生方に向けて、それぞれの立場で実践可能な「学力向上のためにできる新しいこと」を実施するためのヒントが満載です。


ただでさえ時間が無いなかで「新しいこと」を始めるのは大きな苦労を伴うと思いますが、まずは子どもたちの学力向上のために今できることは何かと立ち止まって「考えること」が、そのための第一歩だと思います。新刊本『今こそ考えたい学力向上のためにできる新しいこと』が、そのきっかけとなれば幸いです。

商品ページ(http://www.shinkyo-pub.or.jp/book/2155.html
広告チラシ(http://www.shinkyo-pub.or.jp/catalog/book_catalog/bc0009.pdf




さて、「刃を研ぐ」ためには、「砥石」が必要ですね!

今年も、中学校向けの長野県高校入試(数学)対策教材『数学の問1~4(といし)』の採択時期となっております。この教材は,長野県高校入試(数学)のための問1対策教材で、以下のような特長があります。

■全国高校入試問題の問1を収録。全国の多様な問題を解きながら,効果的に長野県高校入試の問1対策ができる。

■応用問題として,全国高校入試問題の中から長野県の問2,問3,問4にそれぞれ近い問題を掲載。

詳細は以下よりご確認ください。
http://www.shinkyo-pub.or.jp/text/tc0024.html


『数学の問1~4(といし)』も、先ほどご紹介した『今こそ考えたい学力向上のためにできる新しいこと』も、先生方や子どもたちの「刃を研ぐ」ための手助けとなれば幸いです。

どちらも、株式会社しんきょうネットでお求めいただけます。ぜひご購入ください。
http://www.shinkyo-net.co.jp/

(17:34)

2017年10月06日

ここのところ仕事が忙しく,連日バタバタとしています。
朝から夕方まで書籍に使う写真の撮影に出かけたり,
誌面のレイアウトについてデザイナーの事務所に伺ったりなどと,
何かしら動き回っている感じです。
そのため,いつも気がつくと日が暮れて夜の闇が迫っており,
「今日も一日終わるなあ」としみじみ思います。

また,日が暮れるのが早くなったと感じると同時に,急に秋が深まってきたなと感じます。
特に朝晩の冷え込みがとても厳しく,薄着ではちょっと耐えられないぐらい寒いです。
まだまだ寒さに体が慣れていないこの時期,いちばん風邪を引きやすいと思うのですが,
こんなときは予防をすることが重要です。

そこで,手っ取り早い予防策ということでマスクの購入を考えて,
インターネットでいろいろと検索をしていると,
「マスクがファッションの一部」という記事を見かけました。

一般的にマスクというと,不織布を使った使い捨てをイメージしますが,
最近は,今治タオルの生地を使った繰り返し洗濯可能なものが出ているそうです。
また,デザインもぬいぐるみを意識したかわいらしいものや,着ている服に合わせてさまざまな色が選べるなど,
どれも魅力的な工夫がされているようです。
ただ,いくら見た目がよくても肝心な機能面はどうなのかと疑問を感じますが,
その心配はいらないようで,ウィルスの飛沫や花粉等の遮断はもちろん,
保湿効果も優れており美肌にもよいとのことです。

定番の商品ということで,いつも同じ形や使い方を意識してしまいますが,
見方を変えたりトレンドをつかんだりすることによって,
商品のもつ可能性を何倍にも高めることができると改めて感じました。

これから移行措置や改訂と続き,新旧の商品の在り方を検討していくのですが,
いろいろな面から捉えて,さまざまなニーズに合わせられるものが必要だと思いました。

(19:01)