2017年01月

2017年01月27日

デジタル時代の今,スマートフォンやパソコンでスケジュール管理をしている方も多いと思いますが,私は専ら紙の手帳派です。
 毎年10月頃になると書店や雑貨店に新しい年の1月始まりの手帳が並べられたコーナーができます。そこから吟味を重ねて,新しい年を共にする1冊を選びます。2017年用に選んだ手帳は,イラストと毎月のTO DOリストと1日5行程度の日記スペースが設けられているところに魅力を感じました。 
 購入した当初は毎日日記をつけたり,月初に書き込んだTO DOリストが達成されたか月末に反省したり。とても順調に使いこなしていました。しかし,飽きっぽい性格の私。手帳への熱は11月12月あたりがピークで,まだ新年になってわずかなのにすでに少しずつ手帳を開く回数が減っていき,今やどのページも真っ白に。今日こそは手帳を開こう,日記を書こう,と思いつつずるずる先延ばしにしてしまい,やっと開くと白紙のページだらけ。でもその白紙の部分をそのままにしておけず,何とかさかのぼって予定や日記を書きこんで,あたかも毎日使っています風にしたいという変なこだわりがむくむくと湧き出てきて結局何もせずに手帳を閉じる。思えば毎年こんなことを繰り返している気がします。今年こそは毎日毎月ちゃんと使おう,と思ってはいるのですが……。
 この手帳との向き合い方ですが,仕事にも通じるものがあると思います。例えば,毎日5分ずつこつこつやっていけば困らない仕事が,後回しにしたが故に膨大な量になってしまう。そこでもう間に合わないからいいやと割り切ることもできず,完璧に仕上げようとするので余計に自分の首を絞めてしまう。こういった最悪の事態を避けるため,毎日できることはその日のうちにしようと努めていますが,これからも引き続き気を付けたいと思います。そんな仕事への決意とともに,今日こそは手帳に日記をつけ,残り少なくなった1月のTO DOリストでも書き込んでみようかと思います。

(13:31)

2017年01月20日

 先日降った大雪が厚く積もり,凍えるような寒さの日々が続いています。新年を迎えてだいぶ経ちますが,一か月前の私の大きな課題は年賀状でした。というのは,職場の方々に年賀状を出すということが初めてだったのです。
「職場の方々への年賀状……きちんとしたものを出さなくては……しかしここは出版社……なにかとても趣向を凝らしたものを出すべきなのか……?」
 このように,私はものすごく深刻に考えていました。
 何を思ったか「趣向を凝らしたもの→奇抜なもの」という方向に突っ走りかけ,最初に年賀状にのせようとしていたのが

“数年前に地域の美術展に出展した,大きくて派手な鳳凰の絵”

 酉年なので鳳凰でも問題ないだろうと思いました。家に布をかけてしまってあった,高さが1m以上ある絵をひっぱりだし,デジカメで撮影,明るさなどを補正して試し刷りを行いました。赤を基調にした,あざやかな鳳凰。
「……目の覚めるような派手なできだけど……いくらなんでもまずい気がする……」
 そこまでやったところで,どうにか思い留まり,普通の年賀状を作りました。
 再び家の暗い場所で眠りについた鳳凰。いつかまた出番があるといいななどと心の片隅で思いつつ,年が暮れていったのでした。

 さて,私は今,『ひろがる読書』の編集に携わっています。これは長野県読書感想文コンクールの金賞となった作文をのせた作品集で,今年度で第39集となります。素晴らしい受賞作品の数々を読ませていただき,やはり本は多くの経験に代わるものを与えてくれて,成長させてくれるものなのだと感じました。
 日々の忙しさの中でも,本を読むことを大切にしていきたいと思います。

(16:08)

2017年01月13日

あっという間に2017年となってしまいました。

新年といえば,やはり年賀状です。年賀状の裏面(内容を伝える面)は,書き方やデザインが三者三様で,それゆえに,そこにその人らしさ・企業らしさが見えて面白いですね。

でも実は,表面(あて名を書く面)のデザインも,なかなか面白いものがあります。
私の今年のお気に入りは,日本郵政のインクジェット用無地バージョンの表面です。絵柄は,郵便局のサイトでも見ることができます。
http://yubin-nenga.jp/products/plane.html

まず,切手部分に今年の干支である「酉(とり)」にちなんだ「にわとり」と「ひよこ」が描かれています。そしてそのにわとりは,スマホを持って,自撮りをしているのです。


トリが自撮り。


その妙な語呂のよさとか,にわとりがピースサインで自撮りしている絵柄のシュールさとか,となりでひよこが飛び跳ねているのに一切カメラを向けられないところとか,じわじわと笑えます。

そのほか,年賀マークにはさとりを開いたトリが,下部のお年玉部分には千鳥足(チドリアシ)のトリがいます。

上記サイトによれば,「ジドリ、サトリ、チドリアシと『洒落のトリ』をデザインしています。」とのこと。お堅いイメージの日本郵政ですが,けっこう年賀状には遊び心が隠れていて,面白いです。


洒落ついでに「酒」という漢字なのですが,この漢字の部首は「さんずい」だと思っていたら,そうではなくて「酉」なんだということを知ったとき,とても驚きました。調べてみると,「酉」は酒瓶を示す象形文字のようです(まさにトリのトリビアですね!)。それを知って以降,酉という漢字が徳利に見えるようになってしまいました。

そう思うと,酉年というのはお酒の年といってもいいかもしれません。素敵な年です。
年賀の千鳥足のにわとりも,楽しくてお酒を飲みすぎちゃったのかもしれませんね!



さて,今年は小中学校の学習指導要領が告示される年です。小中学校の教材を作っている信教出版にとっては,これから10年先まで作る教材の方向性を決めることになるので,節目の年になるといえるでしょう。
プログラミング教育のことなど,まだ不明な点も多くありますが,各所から情報を「とり」入れながら,10年先の教育の未来に向けて,「羽ばたく」1年になったらいいなと思います。

2017年も、信教出版をよろしくお願いします。

(17:33)