2013年11月

2013年11月22日

 11月も終盤になりました。
 だいぶ冷え込むようになり,所によっては「雪」の地域も出てきました。
 体調管理を行い風邪には十分にご注意ください。
 
 さて,この時期の私は,締め切り間近の書籍や教材に追われており,
 毎日忙しい日々を送っています。
 ちゃんと計画を立てて仕事を片付けているつもりなのですが,
 なかなか計画どおりには進まずバタバタしてしまいます。
 しかし,忙しいからといって確認を怠ることはできません。
 多少時間がかかったとしても1つずつ確実に潰して,
 次の仕事に移るように心がけています。
 当たり前のことなのですが,なかなか実行することが難しく,
 常に意識して行動していないとできません。

 これから年末にかけてまだまだ締め切りに追われる日々が続きますが,
 一つひとつの業務を確実に潰し,次の仕事に安心して取り組むことができる環境を
 つくっていきたいと思います。

(18:45)

2013年11月15日

先日,私の担当した日本家庭科教育学会北陸地区会様の
30周年記念誌『生活を考え創る』が完成しました。
これは北陸地方5県の大学の家庭科の先生や,小中高の先生方で組織される
家庭科に関する研究会の30年にわたる活動のあゆみと,
最近の研究論文や実践報告を掲載した本です。

家庭科というと,料理を作ったり,裁縫をしたりと生活に身近にかかわった教科で,
実は私が小中学生のときは結構好きな教科でした。
しかし,学校を卒業してからは,とんとご無沙汰で,
こういった仕事をしていても,なかなかふだん接することのない教科でしたので,
今回この本を担当してなかなか興味深かったです。

この本に収録された実践報告のひとつに「『お弁当作り』に関わって」
というものがあります。
これはある中学校の先生の実践報告で,先生が食生活学習のまとめとして
20年以上にわたり指導されているお弁当作りのことが書かれています。

まずは計画から。
「誰々のために何々弁当」という設定で栄養バランス,調理法,費用など
6つの条件をクリアする献立を考え,弁当箱の図の中に配置します。
材料も表にまとめ,調理作業の計画も立てます。

次に調理実習。
できるだけ同じ献立のある生徒同士でグループを編成し,同じテーブルを使わせます。
しかし,同じ献立とは言っても個々の作業内容が異なるため,
事前に実習の動きをシミュレーションする「エアー調理実習」を行い,
スムーズな実習となるように工夫されたそうです。

そして,ついにお弁当が完成したら家族に試食してもらいます。
おもにお母さんが試食されたそうですが,子どもたちが一生懸命に
作ったお弁当に感激,賞賛の声が寄せられ,好評だったそうです。

一方,生徒の感想では,ふだん当たり前に食べているお弁当を
いざ自分で作ってみると大変だったこと,大変だったけど達成感があったこと,
家族に作ってもらっていたことに感謝の気持ちをもったということなどがあったそうです。

このように,お弁当を作ってみることが,ただ調理の勉強になるのみならず,
家族に対する感謝の気持ちや相手に対する思いやりなどを育み,
コミュニケーションを豊かにするということが印象に残りました。

このほかにも「豆腐の選択と購入」「契約・クーリングオフに関する
実践事例と教材開発」など興味深いテーマの実践報告が掲載されています。

この本は,一般向けには販売されませんが,興味を持った方は
ぜひ信教出版までお問い合わせください。


TY

(18:35)

2013年11月11日

10月の中ごろ,会議に出席するため,四国の松山へ行ってきました。

飛行機に対する漠然とした不安や抵抗感があったことは否めません。
離陸時と着陸時の轟音や揺れに慣れればどうということもないのでしょうが,
まだ1回しか空の旅をしたことがないものですから,
とても慣れるところまでいっておりません。
沖縄から来た人は,出張で年に10回程度は飛行機に乗るそうですから,
あちらの人は慣れたものなのでしょう。

飛行機の不安を除けば,初めての松山での滞在は興味深いものでした。
私にとって路面電車は映像でしか見たことがなく,とても風情のある風景でした。
実際に路面電車に乗ってみると,少なからず感動を覚えました。
また,四国随一の都市らしく,街中には高層ビルが立ち並んでいました。
長いアーケード通りが複数あり,三越や高島屋などもあることからして,
かなり都会なのだと感じました。

2日目の朝に,道後温泉へ行ってきました。
滞在先のホテルから比較的近くにあり,朝6時から入浴できるということでしたので,
タイトなスケジュールの中,先輩方に頼んで一緒に行っていただきました。

かの有名な「千と千尋の神隠し」のモデルの1つにもなったといわれる道後温泉本館の建物は,
日本最古の温泉といわれるだけあって年代を感じさせるつくりなのですが,
それだけでなく,神秘的な雰囲気も感じさせる外観でした。
男子東浴室という浴室に入ってみると,
まず最初に目に飛び込んできた中央にある湯釜や壁の陶版が,
アニメの場面を連想させてくれます。
ゆったりとした広い湯船につかって目を閉じていると,
知らない間に体の疲れが癒され,充電されていくような感覚に陥りました。

今回は仕事での滞在ということで慌ただしく余裕がなかったのですが,
次回はぜひプライベートでゆっくり滞在してみたいと思いました。

(N)

(23:36)