2013年10月

2013年10月29日

昨日は,会社の定期健康診査がありました。
特に何も心配していなかったのですが,視力検査を受けた際,残念ながら以前よりも視力が落ちていることがわかりました。
思い返してみると,毎日目に負担をかけてばかりいたような気がします。今後は,できる範囲で目を大切にしていかなくては,と強く思いました。


ところで,昔と比べると,子どもの視力が落ちていることをご存知でしょうか。
文部科学省は,子どもの発育や健康の状態を明らかにすることを目的として,「学校保健統計調査」を毎年実施しています。その結果をみると,30年前と比べて,裸眼視力1.0未満の者が増えているのです。

視力低下の原因として,目の使い過ぎがよく挙げられます。確かに昔と比べると,テレビやパソコン,携帯電話などの登場によって,目を酷使するような場面が増えました。
環境の変化によって,子どもたちはついつい目を使い過ぎてしまいます。だからこそ私たち大人が,子どもの目を守るために,長時間画面を見すぎないようにさせたり,暗い部屋で携帯電話をいじったりさせないなどの対策をしていかなければなりませんね。

信教出版では,教材には蛍光染料不使用の用紙を使っています。蛍光塗料入りの紙と違って光が強く反射しないため,子どもたちの目にやさしいそうです。
子どもたちにとっていい教材を作れるように,こうした細かいことにも配慮していきたいです。

(09:39)

2013年10月22日

先日,愛媛へ出張した。
松山空港から羽田までの帰りの機内で,隣の席のN氏に
「あなたのような理系な人って,飛行機がどうして飛ぶのかだいたいはわかるの。」
と聞いてみた。すると,
「そんなに詳しくはありませんが…」
と言いながら,ひとしきり説明してくれた。

わたしが知る限り,たいていの人は初めて飛行機に乗る時,(たまに飛行機に乗る時)
そこはかとない不安を抱いているようにみえる。
それは,落ちたら大惨事になるという恐れと,
こんな金属の塊が飛ぶなんておかしいという疑いの気持ちを,心のどこかにもっているためだと思う。
綿毛や雪が風に舞うのとはわけが違う。
金属の塊は,ふつうに持って,手を離せば明らかに下に落下する代物だ。
それでも,よくわからないながらも安全なはずだと信じて飛行機に乗る。

本当はよく解らなかったけれど,うんと簡単に言うと
飛行機の上側の形状と下側の形状が違うことで,
そこを流れる空気のバランスが崩れるために上側に上昇していくらしい。
長野市の城山にある「長野市少年科学センター」にそれを表した模型があるそうだ。
同じ城山にある「信濃美術館」や「城山動物園」に行くことはあるが,
今までそんな施設があることすら知らなかった。
N氏は以前,息子さんと「松代地震センター」に見学に行った折,テレビに映ったことがあったが,
やっぱり,理系な人って行く場所が違うんだと改めて思った。

光に満ちた雲の上で,「飛ぶ」のと「浮く」のと「舞う」のは違うとか,
ロケットは均一な筒状だからエンジンの力だけで上昇するのかとか,
普段考えないようなことを考えているうちにウトウトしてしまい,
気がついたら羽田だった。

説明してもらっても,やっぱり,無事に着いてほっとした。

(20:17)

2013年10月11日

私の仕事の中で一番忙しい決算処理の月となりました。
前々から忙しいことはわかっていたのですが,
今回からほとんど一人で仕事をするようになったこともあり,
こんなにも忙しい仕事だったのかと改めて実感しています。

最近は,決算仕訳を起こすための前段階となる,
印税の未払金や未払費用などの計上をしているところです。
この作業は明細を見ながら未払の金額を計算したり,
どれが今期の費用で,どんな仕訳にするかを
請求書や領収書などを確認したりする作業になるので,
私は決算処理で一番大変な仕事なのではないかと思っています。

私の中では今のところいいペースで進められているような気がしています。
この調子でどんどん終わらせていきたいと思います。

(17:20)

2013年10月09日

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突然ですが,「伊那の勘太郎」をご存じでしょうか。

伊那の勘太郎とは,1943年(昭和18年)に公開された『伊那節仁義―伊那の勘太郎―』という
時代劇ものの映画の主人公の名前で,映画は当時全国的に大ヒット,
弱きを助け強きを挫く勘太郎は伊那のヒーローとなったそうです。
その後,続編が作られ,主題歌「勘太郎月夜唄」もヒットして,
「伊那」の知名度は一気に全国区になったとのこと。
伊那の市民祭「伊那まつり」では,現在も「勘太郎月夜唄」に合わせ踊りが踊られています。

さて,これが何の話につながるかといいますと,
まだ少し先ですが,12月~来年1月頃に発行予定の新刊のご案内です。

大槻武治著『―ある信州教育の回想―伊那の勘太郎』

といっても本の内容は,先に紹介した映画の話ではありません。
信州は伊那の,とある小学校に転校し,勘太郎とあだ名を付けられた少年が主人公の物語。
時に伊那の勘太郎を意識しながら,様々な出会いと経験を重ねた少年が成長していきます。
また,大人になった彼が出会った老人もまた,戦時中の疎開時に同じ小学校に通っていました。
二人のその後の人生に大きな影響を与えることとなった
木窪小学校での生活が交互に語られていきますが,
その木窪小のモデルになっているのは,総合学習を中核にした教育で有名な伊那小学校です。

著者の大槻先生は,長野県内の小中学校長や箕輪町教育長などを歴任された先生で,
これまでにも多くの小説等を発表されています。
また,伊那小勤務時代に作られた詩「未完の姿で完結している」は,
特に県内の先生方の中では,目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

写真は,伊那市の春日公園内にある,伊那の勘太郎の碑です。
思いのほか大きく,高さ4~5メートルほどありました。
実在しない人物なのに碑があるなんて,本当に伊那のヒーローだったんだなあと感じました。


本の詳細は今後,チラシやホームページで紹介していきます。
勘太郎が好きな方,伊那小教育に関心がある方,小説を読むことが好きな方,
どなたにも興味深く手に取っていただける内容だと思いますので,どうぞご期待ください!

(15:40)