2013年07月

2013年07月26日

毎日暑い日が続きますが,みなさんいかがお過ごしでしょうか。
長野県内の小中学校では,今日が終業式というところも多いのではないかと思います。

私はといえば,最近は弊社のテスト教材について現場の先生方のご意見をうかがうために,
学校訪問に力を入れています。

教材を作っている側の人間というのは,当然そのとき作っているものがベストであり,
必ず学校現場の役に立つものであるという信念をもって作っているのですが,
実際にお使いいただいている先生からご意見を聞くと,こちらでは「これはいいぞ!」と
思って取り入れたことが実はそれほど役に立っていなかったり,
あるいは思いもしなかったことを指摘されたりということがしばしばあります。

まだ数校の訪問ではありますが,弊社のテストの基本的なコンセプトとは
違う方向のテストを求めているなと感じる先生や,
もっとこういった問題を入れたらどうかと具体的にご意見をくださる先生もいらして,
いろいろと考えさせられることが多く,非常に勉強になります。

編集作業に没頭していると,オフィスにこもってひたすら原稿や校正刷りとにらめっこ
ということが多くなりがちですが,そうでないときはできるだけ学校現場に足を運び,
実際にお使いいただいている先生方からの声に耳を傾けることが大事だな,と再認識しています。

現場のご意見を取り入れ,よりよい教材作りに精進したいと考えておりますので,
先生方におかれましてはお忙しいところご迷惑かもしれませんが,
今後学校の方にお邪魔した際には,どうかご指導のほどよろしくお願いいたします。

児童生徒のみなさんは,よい夏休みを!



TY

(16:42)

2013年07月22日

いよいよ学習教材の次期改訂版(27年度版)に向けて,準備を始める時期が近づいてきました。
何度かこの時期を経験しましたが,そのたびに「フィードバック」という言葉が思い浮かびます。
ある辞書によると,「(オートメーションで)作業結果に基づいて原因を自動的に調節する動作・装置」という意味があるそうです。
これを編集の仕事に置き換えることができるのではないでしょうか。
「作業結果」というのは,出来上がった学習教材を先生方や子どもたちに使っていただいた反応ということができます。
例えば,たくさん売れた,期待したほど売れなかった,とても使いやすいと評判になった,使いづらいという意見が多かったなどの反応があるかもしれません。
これらの反応に基づいて,売れた「原因」,売れなかった「原因」,使いやすかったところ,使いづらかったところなどを調査し,次期改訂ではその部分を中心によりよくしていくということを,私たちもやっております。
もちろん,工場のオートメーションのように「自動的」にはできませんが・・・。
いずれにしても,私たちは,部屋の中でパソコンに向かって編集作業をしている時間が圧倒的に多いため,作った教材を学校でどのように使っていただいているのか,先生や子どもたちの反応はどうかということについては,様々な方法で,できるだけ多くの意見を知ることに努めなければならないと思っています。
それが次期改訂の編集作業に大きくかかわってきますので。

いろいろな「意見を知る」ということについて言えば,
以前に見学させていただいたある授業のことを思い出します。
5年生の国語で,新美南吉の「あめ玉」を題材にした授業でした。
船に乗り合わせた,子ども二人を連れた女の旅人と侍の話です。
せがむ子どもに1つしかないあめ玉を差し出す母。
その1個のあめ玉を取り合ってだだをこねる子どもたち。
居眠りをしていた侍がいきなり刀を抜いて女と子どもたちの前にやってきます・・・!
「あめ玉を出せ。」という侍に母が恐る恐るあめ玉を差し出すと,侍はあめ玉を船のへりに乗せ,
刀で二つに割ってやってから,また居眠りを始めるという話です。
実は今年の「夏休み 5年」でも取り上げているのですが,
問題として問われるのは,おもにこのときの母親の気持ちです。
ところが,授業ではこのときの「侍の気持ち」について,みんなで意見を出し合っていました。
面白い発想だと思って後で先生に聞くと,
このときの侍の気持ちを考えてみたいという子どもの意見が一番多かったそうです。
まったく意外な発想ですが,いろいろな意見が出て,興味深い授業でした。
いろいろな「意見を知る」ことによって,自分では気づかなかった考え方に触れることができた例です。

あまりうまくまとまりませんが,また次の改訂に向けて,
今までにいただいたご意見をもとに,準備を進めたいと思います。

(N)

(15:05)

2013年07月20日

明日,7月21日は参議院選挙だ。
多くの争点とともに,ネット解禁も大きなニュースになっている。
これは,この国の行く末を若い人たちにも考えてもらいたい,
そのために,選挙に関心をもってもらいたい,
それを実現するための第一歩であるのだろう。
新聞やテレビで,「やっていいこと」と「やってはいけないこと」を説明していたけれど,
まだまだこれから考えていかなければならないことが多いように思った。
立候補者も,これをチャンスととらえる人,逆に戸惑っている人,いろいろだと思う。

今回の選挙結果は,道徳の教科化をはじめとして
信教出版に直接かかわるさまざまなことに影響してくるだろう。
教育にかかわる仕事をしているからといって,考え方は一様ではないだろう。
それでも,だからこそ,それぞれちゃんと考えて意思表示をすべきだと思う。
たった1票と思うが,選挙とは,その1票が積み重なって結果が出るものだと思っている。

あしたは,みんな,選挙に行こう。
ネット解禁の効果が出るといいな。

(20:13)

2013年07月05日

7月になり,だんだんと暑い日が続くようになってきました。
この時期になると,熱中症を発症しやすくなります。
私も一度軽度の熱中症になったことがあり,
こまめに水分補給をするように心がけています。
これからはもっと暑くなる日が多くなると思いますので,
皆さんも熱中症には気をつけてください。


私の仕事は,毎年7月から忙しくなってきます。
すでに,健康保険組合や,労働基準監督署などへ
提出する書類の提出期限が間近に迫ってきており,
机上が書類でごちゃごちゃになりながらも,
必死で作成しているところです。

ちなみに,今月は上記の書類を作成すれば一安心できるのですが,
再来月あたりから仕事が一気に増えてきます。
以前のブログで,今年の目標は効率よく仕事をすることと書いたので,
スムーズに行えるよう,きちんと計画を立てて仕事に励みたいと思います。

(16:44)