2009年11月

2009年11月20日

“社団法人信濃教育会出版部では,意欲あふれる人材を募集しています。”

ホームページの求人情報をUPしました。
社団法人信濃教育会出版部は,どんな組織なのか,
どんな仕事をしているのかは,本家ホームページを見てください。
また,どんな職場なのか,どんな交流があるのか,どんな一年なのかなどは,
このブログが参考になると思います。

多分,2月の後半だったと思います。卒業を待たずに出社するように言われ,
おそるおそる訪れた出版部で最初に取り組んだのは,「信濃文庫」の校正でした。
校正記号の一覧を渡され,あせったのを覚えています。
それから,長野県で育った人なら多分だれでも知っている「夏・冬休み」をはじめ,
さまざまな学習参考書,書籍を担当してきました。
仕事を通じて,多くのことを学び,多くの人と出会ってきました。

入社当時はまだ活版の時代でしたが,現在はすっかり様変わりして,
編集者がパソコンを駆使してDTPに取り組むこともあります。
また,制作するものも今や紙ベースのものだけではありません。
今後,方法や形はどんどん変化していくことでしょう。
しかし,
執筆者や,イラストレーター,デザイナーなど,
関連のさまざまな分野の人と共鳴しあって一つのものを作り上げる高揚感,
同じ原稿でも担当ならではの個性がでるおもしろさ,
そんなものは変わらないと思います。


でも,最後に一言。
現在わが出版部は,約10年に一度の忙しさの真っ最中です。
編集・出版の経験者の方は,その能力を十二分に発揮してもらわなければなりません。
新人の方は,学びながら成果をあげていかなくてはなりません。
体力的にも時間的にもハードな仕事だと思います。
でも,自分ならではの本(学習書であれ,単行本であれ)が工場から届いた瞬間の
ワクワク,ドキドキする,大きな喜びは保証します。

編集・出版に興味のある方,お待ちしています。

(22:49)

2009年11月09日

最近,急に寒くなってきたなあと思っていたら,気がつけばもう11月。
今年もあと2ヶ月をきってしまいました。
確か,前回この編集日記を書かせていただいたのが8月で,
「只今冬休み帳制作中です」というようなことを書いた記憶がありますが,
その冬休み帳もとっくに発行されて,今まさにご注文受付中。
あっという間すぎてびっくりです。

冬休み帳はまだまだご注文受付中ですので,
今年も是非,たくさんのご採択をよろしくお願いします!


そんな11月の,今日11月9日は,読書週間の最終日です。

読書といえば,今年もそろそろ『ひろがる読書』の制作が始まる時期になりました。
毎年,長野県図書館協会小中学校図書館部会が主催されている,
「長野県読書感想文コンクール」の金賞作品集で,
協賛各社((株)長野県教科書供給所,(株)しんきょうネット,信教印刷株式会社)のご協力を得て,
信教出版部で発行しているものです。
県下から選ばれて集まってくる児童生徒のみなさんの読書感想文,
その中でも金賞に輝いた作品だけあって,毎年毎年力作ぞろい。
活字離れなんていわれているけれど,
みんな泣いたり笑ったりしながら,ちゃんと読書を楽しんでいるじゃないか,と
そんなことを思わせてくれるような,力作ばかりです。

『ひろがる読書』は残念ながら非売品ですが,
毎年,県立図書館や各学校の学校図書館へ寄贈させていただいています。
今年度のものも,2月末に発行予定です。
もし見かけたら,ぜひ手にとってご覧になってみてください。


ところで,読書週間。
みなさんは,何か本を読まれましたか?
私は最近,相田みつをさんの詩集を読み始めました。
文字の数は少ないですが,
ことばの奥深さや,ことばの持つちからに触れられる,
とても素敵な一冊でした。

(18:25)