2009年07月

2009年07月24日

 7月も終盤になりますが,毎日蒸し暑い日が続きうんざりしてしまいます。ただ,私の実家のそばでは,季節外れなのですが「ウグイス」が毎朝鳴いています。真夏の中を「ホー……ホケキョ」と元気よく鳴くので,忘れていた春が急に戻ってきてしまいそうな勢いです。また,季節外れとして,先日「かぜ」をひきました。この時期にかぜをひくなんて珍しいのですが,どうも「寝冷え」が原因みたいです。日中と夜の気温の差が極端な今日,あっという間に体のバランスが崩れてしまいました。
 さて,県内の学校もそろそろ夏休みに入るころでしょうか。先生方に電話をすると「学期末の通知表の作成で……」と返事が戻ってきて,お忙しい中お過ごしの様子がうかがえます。最近,来年度用の学参物についてお仕事を依頼することが多く,電話をする度に「申し訳ないなあ……」と思うところであります。しかし,お忙しい中ではありますが快く依頼を引き受けていただけるため,改めて先生方の学習に対する熱心さが伝わってきます。本当にありがとうございます。
 来週で7月が終わります。そして,8月に入り,長い夏休みが終わるといよいよ2学期が始まります。2学期にはいると色々な原稿が入ってきます。特に,56集目の『信濃子ども詩集』についてたくさんの原稿をいただく予定になっていますので,徐々に準備を進めていきたいと思います。ちなみに,作品応募の期限は7月31日(金)です。応募を予定されたいる学校はお急ぎください。
 暑さに気をつけて,お体を大切にお過ごしください。

(18:06)

2009年07月21日

先日,県内の出版社が多数集まるある会議に参加させていただきました。

会の前半が総会で,後半は懇親会でしたが,
ふだんなかなか同業他社の方々とお会いする機会がないわたしは,
みなさんから色々なお話を聞かせていただき,大変刺激を受けました。

たとえば,編集を担当されている方が,月に何日かは徹夜仕事をされていることや,
1冊の本を作るために1年以上の月日をかけてじっくり取り組んでいること,
また,営業担当の方が,毎日夜遅くまで自社の本を書店の店頭に置いてもらおうと
一軒一軒地道に各書店を訪問しているお話など。

自分もそれなりに仕事で苦労はしているつもりでも,まだまだだなと感じました。

また,この不況のご時世,経営者の方々はいかに利益を上げるかという点でも,
非常に苦労されているようでした。

と,ここまで読むと,苦労話ばかりだったような印象を受けられる
かもしれませんが,実際はそんなことはありません。

みなさんとてもパワフルで,飲み&トークも一次会では収まりきらず,
大勢の方が二次会まで参加し,長野県の出版界の未来について(?)
熱く語っていらっしゃいました。


出版部で仕事をしていると,一日中机に向かっていて
ついつい内にこもりがちというか,外に出なくなってしまいがちですが,
今回の会に参加して,やはりできるだけ外に出て多くの方々と
会うことは大事なことだと感じました。


長野市も暑さが本格的になってきました。
みなさんも体調をくずさないよう,ご自愛ください。


TY

(10:22)

2009年07月03日

先月前半に,新しい教科書の検定申請を終え,
教科書の改訂作業がようやく一段落ついたところである。

とはいえ,教科書検定としては,まだ,
スタート地点に立ったばかりである。
これから厳しい検定審査を受けるわけで,
この教科書がちゃんと子どもたちに行きわたるまで,
さらに気を引き締めていかなければならない。

ところで,梅雨のうっとうしい気候が続く中,
先日,スズムシが卵からかえった。
去年,飼っていた入れ物を,
冬の間そのままベランダに置いておいたのだが,
春ごろから中の土を水で湿らせておいたら,
土の中に産みつけられていた卵から
たくさんのスズムシの子が出てきた。
彼らはいま,無邪気に(?)キャベツの葉を食べている。
ちなみに,うすい葉の部分と芯の部分を両方入れておいたら,
うすい葉の部分しか食べない。
芯の部分はあまりうまくないようだ。
おいしさの感覚は人間に似ているのかもしれない。
そんなことを思いながら,無意識に,
生まれたばかりのスズムシのことをかわいがっている。

そうだ! 教科書も同じなのだ。
新しくできたばかりの教科書。
まだ,表に出ていない,卵からかえったばかり(?)の教科書。

どちらともしっかりと成長してほしいと願うばかりである。

(N)

(19:07)