2009年02月

2009年02月27日

あっという間に,2月も残り2日となりました。
毎回こんな書き出しですが,月日が過ぎていくのが本当に早いなとつくづく思うきょうこの頃です。

少しずつ,朝晩の冷え込みが緩くなってきたように感じます。
児童・生徒のみなさんは,卒業や進級を控え,
期待と不安が入り混じった落ち着かない心境かもしれませんね。

早春のこの季節にお薦めの信教出版部の本を二点,ご紹介したいと思います。


 新信濃写真風土記『信濃路 さくら前線』

 ふるさとの風景に心癒されます。
 山の頂や里山の残雪,芽吹き始めた緑,そしてさくら色。
 信州ならではの美しい季節の瞬間を,前線と共に北上しながら追っていきます。
 野生種のさくらの解説も掲載。


 信濃古典読み物叢書『善光寺縁起』

 七年に一度の善光寺御開帳がもうまもなくです。
 未だ謎が多いとされる善光寺に伝わる霊験や由来について,
 一読してから出かけてみてはいかがでしょうか。
 児童・生徒のみなさんにも親しみやすいよう,現代口語訳となっています。



*本の仕様等については,信教出版部ホームページ「刊行物一覧」をご参照ください。
*ご注文は,しんきょうネットへどうぞ http://www.shinkyo-net.co.jp/

(19:24)

2009年02月13日

 2月も中旬を過ぎ,いよいよ新学期に供給する学習書の校了が近づいてきました。「あれはどうしたっけ?」や「これは……」と日々確認をしながら仕事をしている私ですが,もうすぐ3年目が終わろうとしているんですね……早いものです。

 さて,新しい年が始まってもう1か月が過ぎました。「今年は,忙しい時期になるから健康に注意して生活をしよう」と決めた矢先に,「インフルエンザ」にかかってしまいました。(現在は治っています)
 まさか自分がかかるとは……と思いましたが,どこかでもらってしまったのでしょう。ただ,インフルエンザは,たしか3日ぐらいの潜伏期間があるということで,かかった当初はわかりませんでした。しかし,いよいよ悪くなってくると,あちこちが痛みだしたり,熱が急に出てきたりと「何かおかしい」と感じるようになります。それで,医者に状況を説明して検査をするとはじめてわかるのです。(A型でした)
 それから,薬を処方してもらい(タミフルではありませんでした。たしか……リレンザでした)6日間休みました。病気で6日間も休むなんて大人になってから初めての経験でした。

 すでに,学習書の改訂が本番を迎えており,まさに「体力勝負」になっています。今回の事態を踏まえて,自分の健康管理には十分に気を使っていく必要があると改めて認識させられました。

(19:28)

2009年02月10日

先日,わが出版部の教材を取り扱ってくださっている,
(株)しんきょうネットの「販売研修会」という会議に出版部全員で出席させていただいた。

毎年,新学期が始まる前のこの時期に,新学期ものの教材の特長やセールスポイントなどを
しんきょうネットの営業担当の方々に紹介し,セールスの参考にしていただこうという会だが,
商品説明のあとの質疑応答でもたくさんの質問・意見や要望が寄せられ,
より一層気を引き締めてやっていかなくてはと気持ちを新たにした。

午前中は私たちが説明し,午後からは東京のほかのメーカーさんが説明をした。
夕方から,各社合同で懇親会が行われたが,私達以外の3社の方々ともいろいろなことを
お話しでき,大変有意義であった。

その中でも,とくにある社の社長さんのお話が印象深かった。

その方は,ふだんの社長業のほかにNPO法人の理事という顔をおもちで,
学校の先生方の悩みごと相談やカウンセリング活動を行っているという。
「学校相手のビジネスで,利益をあげさせてもらっているので,何かお返しをしたくて始めた」
ということだが,お話を伺うと活動内容は非常に大変そうだ。

24時間いつでも相談の電話を受付けているので,真夜中に思いつめた声で
「もう死にます」という電話がかかってくることもあり,
場合によっては現場へ駆けつけて話を聞いたり相談に乗ったりするということもあるという。

企業のCSRの一環という側面もあるそうだが,そう考えると我々出版部はどうだろう。

社団法人で,利益は二の次で,低価格でよりよい教材を提供するというところが我々の使命であり,
ひいてはこれがCSRのようなものになるのだと私は考えていた。

しかし,これも確かにそうかもしれないが,あまりに当然過ぎて目に見えにくいというか,
世の中のみなさんにはなかなか実感を伴いにくいものである。
件の社長さんのようなことまではできないかもしれないが,「よい教材をよい価格で提供する」
こと以外に我々にできる社会貢献はないだろうか。

新学期ものの準備に追われ,目先のことで精一杯なこの時期に,ふとそんなことを考えた。



TY

(09:31)