2008年12月

2008年12月26日

今年も残すところあとわずかとなりました。

出版部でも先日,2008年を総括するまとめの会がありました。
毎日忙しいので,1年をきちんと振り返れるいい機会です。
個人的には,ある程度できたこともあれば,
それと同じ分だけの責任と反省もはね返ってきた,充実した1年間でした。
また,たくさんの方々にお世話になった年でもありました。
中でも,教材の原稿を執筆してくださった先生方をはじめ,
本当にたくさんの先生方のお世話になり,感謝の気持ちでいっぱいです。


話は変わりますが,今年も『ひろがる読書』の制作をしています。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが,
長野県読書感想文コンクールで金賞を受賞した作文を集めた作品集です。
今年も素晴らしい作品が集まってきました。
どの作品も,原稿用紙いっぱいの文字から生き生きとした感動が伝わってきて,
忙しい制作の合間にも,心が和みます。
現在制作中の31集は,来年2月20日に発行予定です。
残念ながら,この『ひろがる読書』は非売品ですが,
長野県立図書館をはじめ,各学校図書館にも贈呈していますので,
もし見かけたら,ぜひ手にとってみてください。
きっと,本が読みたくなりますよ。
昨日から雪が降って寒くなってきたので,コタツで読書なんていかがでしょう?
ちなみに,信教出版部ではコタツ読書にぴったりな本を各種取り揃えておりますので(笑),
どうぞよろしくお願いします。

それではみなさん,よいお年を。

(20:04)

2008年12月15日

気がつけば12月も半ばとなり,今年もあと2週間余りとなりました。
出版部では,来年度用の教材,23年度からの教科書の編集などで慌しい年の瀬を迎えています。

社会科関係の教材について,統計資料の更新という仕事があります。
毎年というのはちょっと難しいのですが,
教科書の改訂などにあわせて,数年に一度,更新しています。
来年度は移行措置版の発行ということで,
資料もなるべく新しいデータを掲載できるように調べているところです。
この統計資料の更新作業,やっている自分でいうのもなんですが,かなり地味で地道な仕事です。
今の時代,インターネット上で調べられるものも多いのですが,
図書館で然るべき文献を探したり,関係各所に電話などで問い合わせたりということもあります。
「もうその集計はしていない」なんて返事があって途方に暮れることも…。

膨大な資料の中から必要な情報を探し出すことになりますが,
本来調べていたものとは違う資料に目が留まり,
「へぇ~」「なるほど~」と,横道へそれてしまうことも(ときどき)あります。
好奇心だけは旺盛なので,知っていてもあまり役に立たないようなことが気になってしまうのです。
例えば,「長野県は牛肉の消費量が全国最下位」というデータを見つけたときには,
うちの食卓を思い浮かべて妙に納得。

ほかにも,長野県と全国の比較で,興味深いデータがたくさんあります。
高齢者(65歳以上)就業率が全国1位(29.9%。全国平均は21.1%)で,
女性就業率は全国2位(51.1%。1位は福井県の51.3%)。
1世帯当たりの預貯金残高が11位(1,416.1万円。1位は香川県の1,656.8万円)で,
1世帯当たりの1ヶ月間の消費支出が8位(277,701円。1位は石川県の330,269円)など。
(『ながの県勢要覧』平成19年度版より)

長野県民は「よく働きよく稼ぎよく消費する」県民性なのか~
などと,自分なりに解釈・納得したりしています。

そうこう言っている間に時間がなくなってきてしまいました…
統計更新が来年度版に間に合うように,頑張ってすすめたいと思います!

(08:59)