2008年10月

2008年10月27日

更新が遅れて申し訳ありません。
週1回,ほぼ週末に更新していますが,一週間,間を空けてしまいました。

ブログを開設して約2年がたち,およそ100回更新してきました。
折に触れて,ブログを開設したことをあちこちで話してきましたが,
読んだよ,という声を聞くことはまれで,それでも週末になると訪問者が若干増えており,
楽しみにしてくれている人もいるのでは? と,少々自己満足をしておりました。

第1回目のブログには,
「信教出版部の学習書や書籍,それらを制作している間,
この部屋で何が起こっているのか,私たちが何を思っているのか,
ささやかに,そんなことをお話していこうと思う。」
と記し,編集者の顔が見える出版部になるべく,現在の取り組み,仕事への思い,
それを支える日常の中の出来事などを各人ごとに記してきましたが,
2年がたって,「会社のブログなのだから,もっと別な使い方をするべきだ。」と
内外の方から言われ,どうあるべきか考えてしまいました。

ちょっと違いますが,
近頃スーパーには,○○村の△△さんが作った梨,なんかが売られていますが,
不思議なもので,その表示ひとつで随分安全な,手間隙かけた梨に思えてしまいます。
また,時々送られてくるK出版社の通信には,かつては社員の方々の文章が載っていて,
文章の合間から刊行書への思いなどを感じたものです。
制作した学参書,書籍はお手元に届いても,直に顔を合わす機会はなかなかありません。
つたない編集日記ではありますが,
そこを埋めるものとして奮闘しているつもりでした。

訪問者の方々,ご意見お待ちしております。E-mail:mado@shinkyo-pub.or.jp

で,出版部の近況ですが,
移行措置関連の学参書の制作が,いよいよ忙しくなってきました。
実力診断テストの編集も佳境にはいっています。
信濃子ども詩集は,今年もたくさんの応募があり,えりすぐりの作品で制作中です。
それらについては,本家ホームページで順次お知らせしていきます。
よろしくお願いします!

(08:56)

2008年10月14日

みなさん,3連休はいかがお過ごしだったでしょうか。
最終日の昨日は,そういえば「体育の日」だったのですよね。


長野県では,9月中に運動会があった学校が多いかと思いますが,
東京の方では,この3連休中,つまり「体育の日」近辺に,運動会を行う学校も多いみたいです。
先日,東京にサッカー観戦に行ったとき,東京在住の知人に会ったのですが,
彼も1日前の12日が下の娘の運動会なんだと言っていました。
親子リレーなる競技に出場するそうで,
足の速い選手のサイン入りユニフォームを着て走るんだと息巻いていました。


東京あたりで(もしかしたら全国的に?),この3連休に運動会が開かれるのは,
たぶん「体育の日」にちなんでのことなんだろうなと思います。
それが,私にとっては何だか逆に新鮮でした。
ちゃんと「体育の日」が意識されているんだな,と。
私なんかは,特別意識しなければ,その休日が「体育の日」だということをつい忘れてしまいます。
知人と運動会の話をしたときも,
「へぇ~,東京は遅いんですね。なんで?」
なんていう,間の抜けた反応をしたくらいで。
ハッピーマンデー制度が定着してきて,休みになるのが特定の日付けではなくなって,
祝日の「特別な日」という感覚が,自分の中で薄れてしまったような気がします。
それと一緒に,その日が特別になった由来も忘れがちのような気がして……
いけないなあ,と反省しました。


「各々の国民の祝日に関心をもち,その意義を考えさせるように配慮すること」
と,小学校の学習指導要領(社会科)にもあります。
平成23年度から施行される新しい学習指導要領にも,引き続き載っている文言です。
そういえば,先日参加させていただいた指導要領の講習会でも,講師の先生が,
「国民の祝日の意義や由来についてきちんと扱ってほしい」というようなことを仰っていましたが,
なるほど,ちゃんと教えていかないと忘れてしまうかもと,あらためて思いました。
「体育の日」で言えば10月10日,東京オリンピック開会の日という,
その特定の日付に由来があるのに,休みになる日は毎年変わってしまうわけですから。
とすれば,由来についてむしろ今までよりきちんと教え,伝える必要があるのかもしれない……

そんなことを考えた,今年の「体育の日」でした。

(17:48)

2008年10月07日

先月から出版部ホームページのトップで紹介していますので,ご存知の方も多いかもしれません。
そして,10月1日の読売新聞,5日の信濃毎日新聞各紙の地域面で取り上げていただきました。
『信州教育を支えた人々』好評発売中です!

概要はトップページにも紹介していますが,
大正から昭和にかけて信州教育の発展に尽くされた先生方について,
主に身近で一緒に仕事をされた先生方が書いていらっしゃいます。
この「身近で一緒に仕事をされた」方々が書いているというのがポイントで,
よくある功績や業績を並べたものとは違い,
偉大な先生方の意外な一面や人間味あふれる感動的なエピソードなどが満載で,
本当に読みやすいものとなっています。

今回制作を担当したわたしですが,恥ずかしながら,一番始めに原稿を手渡されたときに
知っていた先生のお名前といったら・・・ごくごくわずかでした。
勉強という意味でも,これはしっかりと取り組まなければ! と,少し力を入れて読み始めましたが,
すぐに中身に引き込まれていきました。
掲載されている先生方の教育者としての確固たる姿,専門分野を追求し続ける熱意,
子どもたちへの深い思い・・・なかなか適切な言葉で表現できませんが,
とにかくどの先生も一本筋が通っていて,
まさに「信州教育を支えた」方々なんだなあという思いがしました。
執筆の先生方の素晴らしい筆致がそれをより際立たせてわたしたちに伝えてくれます。

掲載・執筆の先生方をご存じない方にも,興味深く読んでいただけると思います。



担当としては,ここ数ヶ月毎日考えていた本がようやくかたちになりホッとしています。
今回,掲載の先生方36名,執筆の先生方45名と,
たくさんの方々のご理解ご協力を得て本ができあがりました。
その中に,本ができたことについて喜びや感謝の声を寄せてくださる方々が大勢いて,
そのことに非常に励まされ,そして光栄な気持ちと身の引き締まる思いがしています。

もちろん,一人でも多くの方に手にとって読んでいただけたら,
それこそわたしとしても出版部としてもそんなにうれしいことはありません。
興味を持たれた方は,ぜひしんきょうネットへご注文ください!

(18:35)