2008年05月

2008年05月30日

つい昨日,信濃教育会の休み帳編集委員会があり,製作の立場として出席させていただきました。
今年度の始動,第1回目の編集委員会。
昨年度とは委員の先生方の顔ぶれも大幅に入れ替わり,
初顔合わせということで,なんとなく皆さん緊張されているご様子。

ともあれ,いったん始まってしまうと,先生方のパワーには驚かされます。
年間の計画や,編集作業の中身など,一通りの説明が終わったら,
さっそく担当の学年ごとに集まって,作業開始。
疑問や意見が出たら,調べ,相談し,質問する。
「これはどうすればいいんですか?」
「ここをこうしたいんだけど……」
先生方から次々に寄せられるご質問・ご要望にお答えするのに,こちらもおおわらわですが,
大いに勉強になります。
昨年度も,そんな先生方のパワーと熱意に,随分と助けていただきました。

出版部の仕事は,先生方のその熱意をきちんと形にすることです。
こちらも負けないくらいの熱意とパワーで頑張りたい,頑張らなくては,と思います。


先生方,第1回目から長時間,お疲れ様でした。ありがとうございました。
今後とも,どうぞよろしくお願いします。

(17:25)

2008年05月23日

同じ会社であるとしばしば間違えられるが,別会社である。

が,もちろん関係ないわけではなく,2000年に信濃教育会出版部の営業部門と
長野県学校用品協会株式会社が統合した会社がしんきょうネットで,
したがって各学校へ顔を出しているのはしんきょうネットの営業担当者である。

しかし,出版部の発行物はしんきょうネットを通じて販売しているので,
特に学校現場の先生方にはわかりづらい関係であろう。
かくいうわたしも入社当時は,そこへ「信濃教育会」の存在も加わり,
なかなか理解することができなかった。


信教出版部がある長野市旭町の建物には,
1,2階にしんきょうネットの本社,3階に出版部が入っている。
2000年に別の会社となってしまったが,社の沿革や業務上の関わりも深いということで,
わずかな会費を持ち寄った懇親会を不定期ながら行っている。
先日懇親会があり,えらく久しぶりだったこともあってか参加のみなさんは楽しく歓談していた模様。
幹事だったわたしもホッと安心。

しんきょうネットともうまく連携して,より学校現場にあった教材を提供していきたいと思っている。


☆信濃教育会出版部の沿革ついて詳しくは,出版部ホームページの「社団概要」をご覧ください!

(18:05)

2008年05月16日

 先日,家の夕食を見ると鰹のたたきがありました。母親に「今日は鰹か…」とボソッと言うと,「あんたは,“目に青葉 山ほととぎす 初鰹”って知らないの?」と言われました。「あ…」と思わず言ってしまいました。そう,江戸時代に山口素堂に詠まれた有名な句なのですが,この時期獲れる鰹は,「初鰹」と呼ばれており,初夏を代表とする有名な魚だったのです。(鰹は,南の温かい海で生まれ,2歳になった1月にフィリピン沖から黒潮に乗って,2月から3月に九州を北上します。そして,駿河湾で鰯を食べて丸々と太り,静岡県や千葉県で水揚げされるものがいわゆる初鰹と呼ばれているみたいです)「常識だぞ。もっと勉強しろ」といわんばかりにふんぞり返った母親を眺めながら,情けなさを感じつつ,日頃の勉強不足を痛感した瞬間でした。
 さて,仕事のほうは,文部科学省から新指導要領が説明されたり,新課程に移るまでの移行措置についての概要が発表されたりといよいよ本格的に動いてきました。それで,教材の改訂や移行に向けて仕事のスケジュールを考えているのですが,「計画通りに進むのか」や小・中の移行・改訂期間である4年間という長い仕事を「乗り越えることができるのか」という不安がでてきました。しかし,不安がある反面,自分をさらに成長させるための「チャンス」が来たという期待があります。また,今後の自分のあり方を考える大切な時期であるという認識もあります。
 実際の仕事はまだこれからなのですが,つまずくことがないようにまずは計画等の「仕込み」をじっくりと行いたいと思います。また,自分が担当する教材がより使いやすく,良いものになるように内容面での検討もしていきたいと思います。

(追記)
 最初のほうで自分の家族について触れましたが,5月11日は「母の日」でした。私は,忘れていたわけではないのですが,今月は車検やらで大量に出費をしてしまい,まだ何もしていません。いつも釣りばかりして遊びほうけている息子を支えてくれる母親に,たまには親孝行してあげなくちゃいけませんね…さて,何をしてあげようか。

(18:49)

2008年05月09日

今週はGW明け1週目ということで,体力的にも気分的にも
しんどかった方も多かったと思います。
私ももちろんその一人です,ハイ。

今年のGWは天気に恵まれてよかったですね。私も好天に誘われて,
封印していたあることをしてしまいました。
それは……,釣りです。

釣りはお金も時間もかかるので,昨年からなるべく控えるように
していたのですが,お隣新潟県の釣具店のHPを見ていたら,
「爆釣!」「入れ食い!」などの文字が躍り,おまけに天気がよかったので,
つい早起きして海まで行ってしまいました。

朝4時半に起きるも用意に手間取り,現場に到着したのは6時半ごろ。
しかし,予想通り早朝にもかかわらず,防波堤は大勢の太公望でにぎわっていました。

なんとか車を駐車するスペースを見つけ,
「まったく好き者がいっぱいだな」などとつぶやきながら(自分のことはさておき),
さっそく海にむかってルアーを投げる。

ん~,やっぱり大海原に向かって思いっきり竿を振るのは気持ちいい!
 
「爆釣だっていうもんなあ。釣れすぎちゃったらどうしよう!」などと妄想を巡らせ,
鼻息を荒くしながらルアーを投げ続けるも,なかなか私の竿に魚はかかってきません。
1時間くらい投げては巻き,投げては巻きを繰り返していましたが,
風も強くなってきたし全然釣れないので嫌になってきました。

しかし,その時でした。10mくらい離れた隣で釣っていた人が良型の鰆をゲット。
ほどなく堤防の反対側で釣っていた人もゲット。
こうなると,あきらめムードだった私も彼らに続けとばかりに気合が入ってしまいます。
血眼になりながら,投げては巻き,投げては巻き…。

ですが,一向に私の竿にアタリは来ません。

そんなこんなで4時間ほどその場で粘るも,結局私は1匹も釣れず,
まわりの人も前述の2人以降は誰も魚を釣り上げることはできませんでした。


釣れなかったのは,ただ単に私の腕がなかったからかもしれませんが,
爆釣情報に喜び勇んで出掛けるも,情報に釣られたのはどうやら私の方だったようです…。

リベンジの予定は,…ありません。


TY

(16:58)

2008年05月02日

本年1月17日に中教審の答申が出され,
3月28日に新学習指導要領の告示となった。
また,4月初旬には,文部科学省においてその説明会が開かれた。

昭和52年度の学習指導要領改訂以降,
内容を減らす方向で改訂されてきたが,
今回の改訂では,「生きる力」の育成の理念は変わらないながらも,
内容を増やす改訂であったため,
事実上の方向転換とも受け取れる内容である。

先日始まった今年度の編集委員会でも,
新しい学習指導要領はどのような内容なのか,
子どもたちにどんな力がつくことを期待しているのか,
そのような力をつけるためには,
新しい教科書をどんなスタイルにしていけばよいのか,
などについて,活発に議論された。

内容はもちろんだが,
デザインも一新して,
今までになく新しいものを目指しているので,
ぜひ期待していただきたいと思う。

いよいよこれから,
教科書に始まる新しい「改訂の波」がやってくるわけだが,
最後まで生き残っていられるように,
気を引き締めていきたい。

(N)

(19:02)