2008年02月

2008年02月29日

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先日,スノーボードをしに白馬村へ行ってきた。
これまでは家から近いこともあり志賀高原へなんとなく行っていたが,
今回友人が白馬へスキーに来るというので,初めて白馬で滑ることになった。

友人は名古屋と香川から。
前から思っていたのだが,わたしのようなあまり雪山に慣れ親しんでいない長野県民よりも,
遠く離れたところからやってくる人の方が,はるかにスキーがうまいことが多い。
そして何より滑ることに対して貪欲である。
遠くから時間とお金をかけてやってくるので,
「せっかく来たんだから!」という気持ちがあるのは当然で,
それが上達にもつながっているのだろう。
わたしはというと,なんと4年ぶりのボード。
行こうと思えばいつでも行ける,なんて思ったまま4年が過ぎてしまった。
「もう板のはき方もウロ覚えだし,ちゃんと滑れるだろうか…いや,リフトから降りられるかどうか…」
と,不安が胸に渦巻いていたが,いざゲレンデに立ってみると,思いのほか普通に滑れていて,ホッ。
自転車に一度乗れるようになると,しばらく乗らなくても乗り方を忘れない,
というのと同じことなのだろうか。

写真は,これから滑り降りようとしている場所からで,奥に見えるのは青木湖。
雪やコースはもちろん,大自然の景色も素晴らしい冬の白馬であった。
…翌日から一週間続いた筋肉痛と打撲痛を除けば…。


友人のうち一人の実家が白馬にあり,泊めてもらった。
彼女のお父さんによると,世間で言われているように,
白馬村はやはり一時期に比べるとここのところ元気をなくしているようだ。
新たに外国人観光客の誘致に力を入れ,訪れる人も増えつつあるが,
そうなると地元ではまた新たな問題も出てきているという。
観光業だけに力を入れるのではなく,商業・工業も一緒になって同じ方向をむいていくことが,
これから村がもっとよくなっていくためには大切ではないか,という話であった。

村の未来を心配するあまり,お酒も入ってグチや嘆きめいてきたお父さんだったが,
「これだけの大パノラマを持ったスキー場って,世界中探してもなかなかないと思うなあ」
という言葉に,白馬を誇りに思う心が感じられた。

(09:42)

2008年02月22日

 2月15日に学習指導要領改訂案が発表されましたが,大きな特徴は「授業時数の増加」や「小学校高学年の英語教育」,また,「伝統・文化の尊重」や「郷土愛」などを盛り込んだということです。
 既に指導要領の改訂案が発表される前に,全国の各学校においては様々な取り組みがなされているようです。例えば,「郷土愛」の育成のために,地元の商店街や地域の人々と協力しながら,特産品を取り上げた授業を行なったりしているということがあげられます。また,「英語教育」に関わってくると思いますが,「国際社会」に目を向けた授業ということで,外国の人たちと交流したりするという,学校独自の取り組みもあります。
 多くの内容を盛り込んだ改訂案ですが,私たちの住んでいる長野県に当てはめて考えるとどうでしょうか。長野県は,木曽の漆器をはじめとした伝統工芸が盛んです。また,それらを支える人々や地域の活動も活発であるため,新しい指導要領が目標としている内容の学習を行なう環境が整っています。また,「信州サーモン」など独自のブランド開発にも力を入れており,郷土として「誇れるもの」がこれからたくさん生まれてくるという「夢」や「希望」があります。今後の発展次第では「どんな学習ができるのか?」とワクワクするような宝物があるといえます。
 そんなすばらしいものを活かした教材ができないか…と仕事をしながら考えているのですが,今後の教材開発のために,もっと広い視野で日々飛び交う情報を見ながら検討していきたいと思います。

(追記)
 2月もあと1週間ですねえ。先週,犀川と千曲川の渓流釣りが解禁になったので,自動車を走らせながら遠征してみました。しかし,ものすごく寒い…糸を通すガイドは凍るし,挙句の果てには,ウェイダー(長靴)の裾の部分が凍りついてパリパリでした。暦では「春」ですが,この状況を考えると「冬」ですね。う~ん,まだまだ,コタツでおとなしくしていたほうがいいということですか。体は,ウズウズしているのに…残念。

(18:18)

2008年02月15日

みなさまお元気でしょうか?

私は,おかげさまで日々忙しく仕事をさせていただいております。

どういうわけか,この時期は毎年バタバタとしておりまして,
昨年なんかも道徳資料集の改訂作業で,毎日後輩のTくんと
夜遅くまで仕事をしていた記憶があります。
今年は今年で,新刊の本2冊,部分改訂の本2冊の合計4冊を
同時進行で製作するという,自分の中では前代未聞の信じられない状態で,
毎日充実した日々を過ごさせていただいております!

さて,今回の私のブログでは,現在製作中の本の中から,
新刊の2冊について,PRも兼ねてご紹介させていただきます。

まずは『三観一如(さんかんいちじょ)で教育力アップ』(神田米男著)です。

これは,長年に亘り県内の小中学校で教鞭をとってこられた神田米男先生の著書です。
神田先生は,もともとは算数・数学がご専門でしたが,現役時代は,
小学校では家庭科も含めた全教科を教え,中学校でも数学はもちろん
国語,体育,当時の特殊学級を担当されていたことがあるそうです。
また,教壇を離れてからも県下の各校で校長を務められたり,県の指導主事をされたりして,
その後,信濃教育会で事務局長としてお仕事をされていました。

この本の中では,「児童生徒観」「学習指導観」「教材観」という
教育における3つの観点の大切さを説かれ,これらをいわば三位一体とすることで,
教育力が向上すると述べていらっしゃいます。

また,本の後半では,ご自分が現役時代に,実際に学校現場で体験された
エピソードや失敗談,また,文部省海外教育視察派遣団副団長として,
海外の学校を視察されたときのことなどについても書かれています。
これらの内容は,どれをとっても,特に教育関係者の方々には興味深い内容かと思われます。

現在,4月~5月発売を目処に鋭意製作中ですので,ぜひご期待ください!
(本が出来あがりましたら,出版部HP,チラシ等でご案内いたしますので,よろしくお願いします)


もう1冊は,信濃教育会少人数学習指導研究調査委員会編集の
『こうすれば効果があがる少人数学習』です。
現在学校現場では,通常のクラス単位での授業のほかに
「人数均等割」「習熟度別」「ティームティーチング」などのやり方で
少人数学習が行われていますが,本書は,そういった活動をする際に
湧いてくるさまざまな疑問や問題点などに,現場での実践を踏まえてQ&A形式で
答えていこうという本です。

小中学校での算数・数学における実践や,中学校における英語の実践が
詳しく紹介され,少人数学習でお悩みの先生にとっては大いに役立つ本です。

こちらは,部数限定出版で,2月29日発行予定,定価500円です。
すでに予約注文は締切ってしまいましたが,まだ若干予約をお受けする余裕がございますので,
まだご予約でない方は,急いで信教出版部(TEL 026-232-0291)までご注文ください。


現在,上の2冊とも気合を入れて製作中です。最後まで気を抜かずに,
よりよい本を目指して参りますのでぜひともよろしくお願いします。




TY

(17:28)

2008年02月12日

去る2月2日(土曜日)に,しんきょうネットの新学期販売研修会が開かれ,
わが信濃教育会出版部も参加して,プレゼンテーションをおこなった。

これは毎年,しんきょうネットを通じて販売しているメーカーが,
新学期用商品のセールスポイントなどを説明するものである。

準備をする前は,改訂のないものについては,
昨年と同じ説明になってしまうとつまらないなあと思った。
が,先月,新学期用のチラシを作る際に,しんきょうネットの方から,
販売する側の人たちの考え方を聞くことができ,非常に参考になった。
今までとは一味違うプレゼンテーションができたのではないかと思う。

終わった後の懇親会の席で,しんきょうネットの方から,
「新学期に売上の結果を出すことで,今日のお礼をしたい。」
というこころ強いお言葉をいただき,ありがたかった。
ただ,この販売研修会が単なるイベントで終わらないよう,
今後とも,出版部としてできる限り販売に協力していきたいと思う。

最後に,販売研修会で説明した商品について,
もう一度,ポイントを紹介させていただきたいと思う。
 ●小学校用
  ・「理科学習帳」⇒ 信教版理科教科書がもれなく学習できる! 学習カード・資料が充実!
  ・「連絡帳」⇒ 低学年用(大判)が年間2冊でページ増に!
  ・「のびゆく郷土」⇒ 長野県の学習に必須! 4月から使える4年生社会科資料集!
  ・「わたしたちの長野県」⇒ 地図が苦手な県内の児童に,唯一の長野県地図帳を!
 ●中学校用 
  ・「実力診断テスト」5教科A編(1・2年全範囲から出題)⇒ 新中学3年生の進級(復習)テストにぜひ!
  ・「新漢字練習帳」⇒ 長野県高校入試に対応した唯一の漢字練習帳!
  ・「数学の基礎練習」⇒ 中学校全範囲から重要基本問題を網羅! 反復学習で数学の基礎学力アップ!
 ●「道徳資料集」⇒ 信州の子どもたちに,信州に根ざした道徳資料集を!
           教師用指導書・挿絵ダウンロードサービスも充実!

ぜひ,より多くの長野県の子どもたちに,使っていただきたいと思います。

P.S. しんきょうネットの皆様,当日はいろいろとお世話になり,ありがとうございました。

(N)

(10:06)

2008年02月02日

先週末,親戚の結婚式に呼ばれて,福岡へ行ってきた。
以前,沖縄県学校用品の方に「どこへ行くにも飛行機はあたりまえですから」といわれたが,
山国信州の住民には,やっぱりまれなできごとで,うれしいやら,緊張するやら。
(もちろん,しょっちゅう乗ってる,という人もいるんでしょうが)
何かと忙しい時期で,たった一泊,しかも新郎の母親のたっての願いで着物を着ることになってしまい,誠に忙しい日程だった。

ここまで来てとんぼ返りも悔しいので,せめて,太宰府ぐらいはということになり,
親戚一同タクシーを連ねてお参りにいってきた。
(天神様に,新企画,よいものに仕上がるよう,よくよく頼んできました。)

その後,福岡の町をぶらぶらして,おいしいラーメンでも,と思っていたのだが…。

じつは,長年愛用してきたiMacが昨年の夏の暑さでとうとう壊れてしまい,
年末に思い切って新しいiMacを購入した。
しかしネットにつなごうとして,目の前が真っ暗になってしまった。
ないのだ。電話線をつなぐモデムが…。(いまどき,ダイヤルアップ接続なのです。)
いろいろ調べて,Apple USBモデムというのがあるということはわかったのだが,
長野にはApple Storeがない。(というか,Macをあつかってるところがそもそも少ない。)
長野市内の家電屋さんで聞くと「量販店には入ってこない」とのこと。
(某家電屋さんは,その商品を理解すらしてくれなかった。)
「ネットで注文されたらどうですか。」と言われたが,
そのネットにつなげないんだってば!!!

それで九州の帰り,銀座Appleに寄ってこようと思っていたのだが,
西鉄太宰府駅で,つれがつぶやいた。
「福岡ならあるんじゃない,Apple Store」
早速電話帳を調べてみる。あるある,天神というところに。
地図を頼りに店を見つけ,長野から来たなんてどうでもいい話をすると,
とっても喜んでくれて,おいしいラーメン屋さんまで教えてくれた。

出版部には,DTPをおこなうために5台のG5がある。
各自の机の上のWindowsと両方使っているが,私は正直やっぱり,Macのほうが好きだ。
使用感がなめらかで,画面も美しいと思う。
だけどたった1つの部品にこんなに苦労するなんて。

新指導要領もいよいよ姿をあらわしそうだ。
これから出版部では,移行措置対応,新規学習書の制作とMacは大活躍の予定だ。
技を磨いて,役に立ち,かつ美しいものを生み出していきたい。

Apple Store福岡のクノセさん,ご親切ありがとうございました。

(18:30)