2022年12月08日

 色づいていた木々の葉も散り,いよいよ本格的な冬の訪れを感じます。さて,本年度も長野県の子どもたちのすぐれた詩を掲載した『信濃子ども詩集』が発行となりました。身近な自然への驚嘆や慈しみ,学校で頑張ったことや,先生,友だちとの日々,家族との日常,自分の内面や世界に目を向けて考えたことなどを,ありのままにうたった詩がたくさん掲載されています。
 69年の歩みを振り返ると,『信濃子ども詩集』は,その時代を子どもの目で切り取った記録集ともいえるのではないでしょうか。当時の社会の出来事や背景,そこから影響を受けた考え方やものの見方,そして学校,家庭の在り様が,子どもの目を通し素直な言葉で綴られています。今回の69集にも,リモート学習の日々の後でようやくクラスメイトに会えた喜びや,ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻について感じたことなど,時代を映した光景がまっすぐな言葉で綴られています。

 当詩集は来年いよいよ70集という大きな節目を迎えます。今回応募してくださった先生方はもちろん,まだ応募したことのない先生も,ぜひ69集を手に取っていただき,来年は子どもたちの作品を応募してみようと思っていただけたら幸いです。


第69集『しなの子ども詩集』小1・2・3年版
第69集『信濃子ども詩集』小4・5・6年 中学版
在庫僅少です。ご注文はしんきょうネットまで。
http://www.shinkyo-net.co.jp/



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