2021年11月22日

学生時代は,小説などの文学作品にまったく興味がなく,
よく親や兄弟に本を読めと言われていました。
社会人になっても本を読むことが身につかず,
入社して3年目ぐらいまでは,
相変わらずテレビゲームや漫画を読む日常を送っていたことを記憶しています。
しかし,社歴を重ね,さまざまな書籍や教材の仕事をしながら
キャリアを積むことで,次第にもっと読み手に伝わる文章のあり方を考えるようになりました。
そのためには,どうしてもある程度の長くまとまった文章を
たくさん読んで訓練する必要があり,
とにかく何でもよいので本を読むことを始めました。

現在は,ほぼ毎日本を読むことが習慣になり,
また自分の好きな作家もできて,
本を読むことはこんなにも楽しいものなのかと
実感できるようになりました。
また,同時に教材や書籍の校正をする際も,
今までなんとなく読んでいた文章も違和感をもつようになり,
修正等の赤字の入れ方に変化が出てきました。

読み手に伝わる文章に仕上げることは,
とても難しいことだと思います。
しかし,本を読み,よい文章に触れることを通して,
少しずつですが読み手を意識した文章に仕上げる
技術を身につけることにつながっていると思います。

これからも本を読むことを大切にしながら,多くの知識を吸収し,
日々の業務に反映できるように努めていきたいと思います。



(20:05)