2020年11月05日

早いもので,今年ももう11月に入りました。今年初頭から流行が始まった新型コロナウイルス感染症はいまだ収束に向かう気配が感じられませんが,精一杯自己防衛につとめ,この冬を健康に乗り切って行きたいものです。

長野県内の小学校におきましては,信濃教育会編『冬休み』の見本が配られているころかと存じます。今回は,本年度より新しくなった教科書の内容に合わせた改訂版となります。コロナによる臨時休業の影響で,学習進度の回復に苦慮されている学校もあるかとは存じますが,冬休みに入るまでに2学期までの内容を学習しきれない場合には,授業の予習に使用したり冬休み後に復習用として使用したりすることもできます。また,巻末には「自由な学習」のページを設け,楽しい工作の紹介やお正月の行事の解説などを掲載しております。さらに,裏表紙には「ともだちギャラリー」と称して,児童のみなさんの工作作品を載せておりますので,冬休み中の工作の参考にもなります。

学習,生活両面でお役に立つ信教の『冬休み』,今年もぜひご採択ください。


TY



(16:21)

2020年10月09日

今年度改訂版を発行した「理科学習帳」には様々な新しい資料を掲載した。
その中で一番印象に残っているのは,6下の最後の単元「人と環境」に掲載した「気候変動」という資料だ。

世界の年平均気温は19世紀後半以降,100年に0.72℃の割合で上昇しており,
世界の年平均海面水温は1891年~2016年の間,100年で0.53℃の割合で上昇しているという。
北極海の氷は1901年~2010年の間,1年でおよそ北海道と同じ面積の海水面に浮かぶ氷が解けている。
地球が温暖化しているのはデータからも明らかだ。
その影響が様々な異常気象という形で世界各地に被害をもたらしているのもご存じだろう。

地球温暖化の原因についてはさまざまな説があるが,最も大きな原因は,温室効果ガスの排出だ。
近年は世界的に意識が高まり,排出量は横ばいだが,依然高い水準で,減少傾向にはなっていない。
温室効果ガスの排出の主な原因は,電気を作るための発電に必要な化石燃料の燃焼である。
改めて私たちの便利で快適な生活が地球に及ぼす影響を考え,もっと意識を高めなければならないと思う。

この温室効果ガスの排出を減少させ,地球温暖化を防ぐ手立ての一つとして自然エネルギーの利用がある。
「理科学習帳」6下の「電気の利用」という単元に掲載した「自然エネルギーによる発電」という資料にもあるが,発電するために利用できる自然の力は身のまわりにあふれている。
太陽光,風の力,海面の波の上下運動や海流,川の流れ,海の潮の満ち引き,地球内部の熱など実に様々だ。
これらの自然の力を利用する発電は温室効果ガスの排出を極めて少なくできるというだけでなく,
地球がある限り半永久的な利用が可能であるし,小さな施設でも発電ができるという利点もある。

ただ,現在の技術では発電能力が小さいため,大量の発電にはコストがかかるという大きな課題がある。
いま,自然エネルギーをもっと効率よく活用できるようにするための研究が世界各地で行われている。
画期的な発明により,現在よりも圧倒的に効率よく自然の力を電気に変えられるようになり,
世界中の人々がその恩恵にあずかることができるようになれば,
その発明は間違いなく「ノーベル賞」級だろう。

少し話が大きくなってしまったが,理科教科書にそって基礎・基本が身につくだけでなく,
そんな夢も語れる新しい「理科学習帳」をぜひお使いいただきたい。

(N)



(12:59)

2020年09月03日

私は,商店街の生まれだ。子どものころ,街は大変活気があり,商店街の役員をしていた父は,しょっちゅう会合に出ていて夜はたいてい留守だったようだ。もう覚えていないが,「うちは母子家庭みたいだ。」と小学生の私がよく言っていたと母がたまに言う。商店街は,お祭りなど様々な行事を盛り上げ,通りの街灯を新調したり,車社会に対応しようと広い駐車場を作ったり,とにかく活気があった。朝夕,家の前を大勢の通勤通学の人が通り,買い物をする人が通り,お祭りや売り出しには周辺から多くの人々が訪れた。

 そんな街も次第に活気を失い,今の市長さんが都会から帰ってきたときは,お母様に昼間は猫しか歩いていない,と言われたと新聞にあった。実際,人が減って1軒,2軒とお店がしまい,街はどんどん寂しくなっていったけれど,商店街の人や町の人たちは頑張っていたと思う。規模を縮小してもお祭りを盛り上げ,機会を見つけては活気を呼び戻そうとしていたと思う。

 そこにこのコロナ禍である。

 商店街で生まれ,商店街が大好きな私は,いつかコロナ禍が落ち着いたとき,街がなくなっていたらと思うと何とも言いようのない気持ちになり,今さらではあるけれど,できるだけ通販などに頼らず街のお店を使おうと努めている。(たぶん焼け石に水だけど。)けれどもこの状態が思いのほか長引き,新しい秩序ができ上り,買い物は通販しか知らない世代がほとんどの時代が来るかもしれない。

 学校はどうだろう。日本の教育は,先生と子どもたち,また,子ども同士が直接に触れあうことを前提とした対面教育をベースにしてきたというが,コロナ禍で休校もやむを得ない状況の中,改めて「GIGAスクール構想」の実施が急がれているようだ。しかし,報道などを見ると,効果を確信しているというより,まずは環境を整え,走りながら考えるという感じがする。

 いずれにしても,コロナというこの厄災は,長い間かかって人々が築いてきたものの形を変える大きなきっかけなのかもしれない。私たちの仕事も然り。何もわからない。ただ,臨機応変に対応していくしかない。何ができるか。これからである。


(20:33)