2007年06月08日
「できるものなら座りたい」
と,だれもが思う,一日終わっての帰り道。
つり革につかまって立っていると,
ある駅でちょうどななめ前の席が空いた。
隣りに立っている高校生のようすをそっとうかがうわたし…。
すると,そんな気配に気づいたのか,彼女がゆずってくれた。
「自分より若い人に席をゆずられるなんて…」
「疲れた顔をしているのを見られたのだろうか…」
と,少しばかり恥ずかしくもあったけど,
さりげない「どうぞ」と,さわやかな笑顔に助けられ,
気持ちよく座らせてもらえた。
「わたしと比べてなんて大人なんだろう」
「仲間うちだけでなくて,他人に対しても
さりげない気配りができるなんて,すごいね高校生」
「もっと体力つけなくちゃダメだな…」
と,感心反省しながら,
ちょっといい気分で家路についた。
と,だれもが思う,一日終わっての帰り道。
つり革につかまって立っていると,
ある駅でちょうどななめ前の席が空いた。
隣りに立っている高校生のようすをそっとうかがうわたし…。
すると,そんな気配に気づいたのか,彼女がゆずってくれた。
「自分より若い人に席をゆずられるなんて…」
「疲れた顔をしているのを見られたのだろうか…」
と,少しばかり恥ずかしくもあったけど,
さりげない「どうぞ」と,さわやかな笑顔に助けられ,
気持ちよく座らせてもらえた。
「わたしと比べてなんて大人なんだろう」
「仲間うちだけでなくて,他人に対しても
さりげない気配りができるなんて,すごいね高校生」
「もっと体力つけなくちゃダメだな…」
と,感心反省しながら,
ちょっといい気分で家路についた。
(17:50)
2007年06月01日
5月も終わり,いよいよ6月に入りました。木々の緑もいっそう鮮やかになり,
晴れた日はとても気持ちが良いです。
さて,「信州の自然を見つめて」ということでブログに書き込んでいる私は,
「釣り」等の自然を介した遊びが大好きな人間です。現に,5月中は休みの日と
なれば必ず,山の方へ出かけて,自然を満喫していました。毎回違う姿で迎えて
くれる森や川は,飽きることがなく,足を運ぶたびに「今日はどうかな?」とい
う楽しみをくれます。そして,日々の疲れやストレスでピリピリした気持ちに
「ほっ」と,落ち着くことができる安らぎを与えてくれます。
釣り等の自然の遊びを通しながらではありますが,改めて信州の自然を見つめ
ると,私たちの住んでいる土地は非常に心地よく,自然と仲良く暮らしていける
幸せなところだということに気がつきます。また,森や川等,自然の中に身をお
くと体を癒すだけでなく,「頑張ろう」という何かをするためのエネルギーや活
力をもらえる気がします。
いつか,この恵まれた信州の自然を活かした教材や本を制作できればなぁ…と
思います。
晴れた日はとても気持ちが良いです。
さて,「信州の自然を見つめて」ということでブログに書き込んでいる私は,
「釣り」等の自然を介した遊びが大好きな人間です。現に,5月中は休みの日と
なれば必ず,山の方へ出かけて,自然を満喫していました。毎回違う姿で迎えて
くれる森や川は,飽きることがなく,足を運ぶたびに「今日はどうかな?」とい
う楽しみをくれます。そして,日々の疲れやストレスでピリピリした気持ちに
「ほっ」と,落ち着くことができる安らぎを与えてくれます。
釣り等の自然の遊びを通しながらではありますが,改めて信州の自然を見つめ
ると,私たちの住んでいる土地は非常に心地よく,自然と仲良く暮らしていける
幸せなところだということに気がつきます。また,森や川等,自然の中に身をお
くと体を癒すだけでなく,「頑張ろう」という何かをするためのエネルギーや活
力をもらえる気がします。
いつか,この恵まれた信州の自然を活かした教材や本を制作できればなぁ…と
思います。
(18:07)
2007年05月28日
これはもうだいぶ前の出版物になってしまいますが,昭和63年に出版されたこの本は,
当時県内の学校で教職についていらした両角徹郎先生と両角源美先生が,共著で書かれた本で,
文字どおり信州のけものに関するお二方の研究の成果が収められています。
ある日,出版部の倉庫を掃除していて目についたこの本に興味をひかれ,手にとってみました。
この本の内容を見てみると,なんといっても圧巻はネズミに関する部分です。
なんでもこのお二人の先生方の専門分野は,ネズミだそうで,本書においても前半のほとんどの部分を
ネズミに関することに割いていらっしゃいます。
もちろん,そのほかの動物のことも詳しく紹介されており,たとえばカモシカ,アナグマ,イタチ,
タヌキ,ツキノワグマ,ニホンザル,ノウサギなど,われわれの身近にいて大変興味深い動物の生態や,負傷した動物を,実際に学校で児童と一緒に看病・飼育したときのエピソードなどが満載です。
著者のお二人は,普段は県内の小中学校で教員としてお仕事をされるかたわら,休みの日を利用して
野山に出掛けたり,早朝からフィールドワークに出掛け,出勤前に観察をするなどして,野生の動物の
研究に没頭されていたそうです。
夏冬問わず山の中に分け入り,動物の足跡の追跡・調査,糞の採集,サンプルの解剖,地元の人への
訊きこみ,各郡市の動物の研究をされている先生方との協力で,大規模に調査を行ったりと,それは
ものすごい苦労だっただろうと推察されると同時に,お二人の先生方の情熱・パワーに感服する
思いです。
お二人は,野生動物に対して感心・興味があったことはもちろんですが,
『教える立場の者こそ学ばなくていけない』
という信念のもと,日夜研究に励んでいらしたそうです。私は教える立場にある者ではありませんが,
このことばには大変感銘を受けました。
このように,この本は先生方の血と汗の結晶とも言える研究の成果がたくさんつまっており,先生方が
実際に研究した,信州のけものたちの生態について大変詳しく書かれていますが,いかんせんこの本が
出版されてからはや19年・・・。
けものをとりまく環境もだいぶ変わってしまい,かれらの生態も少なからず変化していることでしょう。
地球温暖化,CO2削減等叫ばれる今日,我々一人ひとりが心掛け,信州のけものたちを守っていかなくてはと思います。
『信州自然科学シリーズ6 信州のけものたち』
両角徹郎 両角源美 著 (1988 信濃教育会出版部)
ご注文は(株)しんきょうネット までどうぞ
http://www.shinkyo-net.co.jp/
TY
当時県内の学校で教職についていらした両角徹郎先生と両角源美先生が,共著で書かれた本で,
文字どおり信州のけものに関するお二方の研究の成果が収められています。
ある日,出版部の倉庫を掃除していて目についたこの本に興味をひかれ,手にとってみました。
この本の内容を見てみると,なんといっても圧巻はネズミに関する部分です。
なんでもこのお二人の先生方の専門分野は,ネズミだそうで,本書においても前半のほとんどの部分を
ネズミに関することに割いていらっしゃいます。
もちろん,そのほかの動物のことも詳しく紹介されており,たとえばカモシカ,アナグマ,イタチ,
タヌキ,ツキノワグマ,ニホンザル,ノウサギなど,われわれの身近にいて大変興味深い動物の生態や,負傷した動物を,実際に学校で児童と一緒に看病・飼育したときのエピソードなどが満載です。
著者のお二人は,普段は県内の小中学校で教員としてお仕事をされるかたわら,休みの日を利用して
野山に出掛けたり,早朝からフィールドワークに出掛け,出勤前に観察をするなどして,野生の動物の
研究に没頭されていたそうです。
夏冬問わず山の中に分け入り,動物の足跡の追跡・調査,糞の採集,サンプルの解剖,地元の人への
訊きこみ,各郡市の動物の研究をされている先生方との協力で,大規模に調査を行ったりと,それは
ものすごい苦労だっただろうと推察されると同時に,お二人の先生方の情熱・パワーに感服する
思いです。
お二人は,野生動物に対して感心・興味があったことはもちろんですが,
『教える立場の者こそ学ばなくていけない』
という信念のもと,日夜研究に励んでいらしたそうです。私は教える立場にある者ではありませんが,
このことばには大変感銘を受けました。
このように,この本は先生方の血と汗の結晶とも言える研究の成果がたくさんつまっており,先生方が
実際に研究した,信州のけものたちの生態について大変詳しく書かれていますが,いかんせんこの本が
出版されてからはや19年・・・。
けものをとりまく環境もだいぶ変わってしまい,かれらの生態も少なからず変化していることでしょう。
地球温暖化,CO2削減等叫ばれる今日,我々一人ひとりが心掛け,信州のけものたちを守っていかなくてはと思います。
『信州自然科学シリーズ6 信州のけものたち』
両角徹郎 両角源美 著 (1988 信濃教育会出版部)
ご注文は(株)しんきょうネット までどうぞ
http://www.shinkyo-net.co.jp/
TY
(17:23)